デビュー作の風景 日本映画監督77人の青春

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デビュー作の風景 日本映画監督77人の青春

  • 著者名:野村正昭【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • DU BOOKS(2020/12発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866470993

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内容説明

デビュー作を制する者は、映画を制す!

年間鑑賞数1,000本の映画評論家が、
これだけは押さえておきたい「デビュー作」77本を独自の視点で一挙紹介。


キネマ旬報で3年にわたり長期連載された人気エッセイに加筆修正をした決定版!

映画イラストレーターの巨匠、宮崎祐治による、楽しい肖像画付き!


サイレント・ピンク・戦争もの・自主制作・実験映画・娯楽作品 etc.
「デビュー作」の移り変わりで、新しい日本映画史が見えてくる!

掲載作品(抜粋)
マキノ雅弘『青い眼の人形』(26)、黒澤明『姿三四郎』(43)、木下惠介『花咲く港』(43)、市川崑『花ひらく』(48)、新藤兼人『愛妻物語』(51)、鈴木清順『港の乾杯 勝利をわが手に』(56)、石井輝男『リングの王者 栄光の世界』(57)、今村昌平『盗まれた欲情 テント劇場より』(58)、大島渚『愛と希望の街』(59)、山田洋次『二階の他人』(61)、中島貞夫『くノー忍法』(64)、原将人『おかしさに彩られた悲しみのバラード』(68)、実相寺昭雄『宵闇せまれば』(69)、澤田幸弘『斬り込み』(70)、長谷川和彦『青春の殺人者』(76)、大林宣彦『HOUSE・ハウス』(77)、大森一樹『オレンジロード急行』(78)、相米慎二『翔んだカップル』(80)、森田芳光『の ようなもの』(81)、崔洋一『十階のモスキート』(83) 、市川準『BU-SU』(87)、塚本晋也『鉄男/ TETSUO』(89)、平山秀幸『マリアの胃袋』(90)、矢口史靖『裸足のピクニック』(93)、行定勲『ひまわり』(00)、上田慎一郎『カメラを止めるな!』(18)他。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

28
「ひとりの映画作家について知るべきことは、全てその第一作の中に見られる」とのオーソン・ウェルズの言葉がわざわざ引用されているので、デビュー作から監督論を展開させていく主旨かと思いきや、著者にそこまでのこだわりはないようで、やや肩透かしを食らう。著者は、作品論よりかは、どうやって監督デビューしたかに興味があるようだ。下積み時代のエピソードに枚数を割くのは、そんな著者の姿勢の表れではあるが、同時に、著者が監督という職業に強い敬愛を示している証拠でもある。(つづく)2020/03/10

まさやん80

1
著者の野村正昭さんは僕と年が近いこともあり、好みが似ている。あの時代に映画に夢中になった者として、この監督のセレクションは成程というもの。77人の監督のデビュー作に至るまでの道筋を、ある場合は文献から紐解き、またある時はインタビューで迫る。既に鬼籍に入った監督も多く、こうしたインタビューが残されたのは有り難いことだと思う。 宮崎祐治さんのイラストは相変わらずいいな。2023/02/23

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