写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか? 写真家の視線

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写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか? 写真家の視線

  • 著者名:高橋伸哉
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • インプレス(2020/12発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295010531

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内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

SNS総フォロワー数45万人超え!
情景写真作家・高橋伸哉が綴る、心を動かすワンシーンを残すための視点・技術・哲学。
「光」「色」「五感」「探る」「視線」「技術」「行方」の全7章で、写真LIFEを楽しみ、写真を通じて自分だけの物語を伝えるために大切なことを一冊に詰め込みました。
写真に悩んだ時に本書をめくってみてください。
充実した写真LIFEを送るためのヒントに出会えるかもしれません。
DL特典として、高橋伸哉による特製Lightroomプリセット付き。

(本書の「はじめに」より抜粋))
子どもも大人も、宝探しをするように、楽しいと思える瞬間、美しいと思える光景、感性が揺れる瞬間を探すことに夢中になれる。
そんな自分に出会えるのが、写真という存在です。
もし、この本を手にとって共感できることがあるようなら嬉しい限りですが、解釈は自由です。
写真に悩んでいる人にとって、少しはお役に立てることがあるかもしれません。
写真好きなあなたの本棚の片隅に置かれるような本であれば、こんなに嬉しいことはありません。
私が得意とする情景ポートレート、シネマチックな写真など、自分の思考と技術と感性をこの本では全て詰めました。
できるなら、綺麗に扱うのではなく、何度も読み返してボロボロになるまで読んでいただければ幸いです。
では、写真の旅に出かけましょう。

目次

表紙
Prologue 写真を愛するすべての人へ
Gallery
Contents
ダウンロード特典「高橋伸哉プリセット3種」
序章
写真家は監督であれ
フィクションとノンフィクション
写真作家はノンフィクションに見せる
ラジオのように映画を流す
連続性の中の一瞬を切り取る
感情が動けば街のすべてが情景になる
感情を動かす情景ポートレート
1章 光
自分の脚本に合わせて自然光を操れ
限られた光の中で試行錯誤せよ
自然光を知らないとライティングは組めない
生き様が交差する人間交差点
夕暮れの光は心の奥底の感情を照らす
雨なら雨の、雪なら雪の。
曇りの日はシネマチックに
部屋に入る光を調べて臨む
部屋撮りは曇りの日に
見せずして魅せる
人工光はフィルターのように使え
2章 色
国が持つ空気感
土地が持つ感情
日本という素材を活かせ
暖色が好きか 寒色が好きか
プリセットは分解してものにする
3章 五感
写真には生き様が宿る
常に新境地を追い求めろ
小石を投げこめ
小説の世界で妄想力を培う
写真は言葉で熟成する
旅に出よう そして感情と対話せよ
とにかく外に出てみる
心の余白で次に進め
感性に任せる旅、狙って行く旅
4章 探る
モデルとは基本的に1対1
最低でも1000枚
撮る側のテンションが伝染する
モデルさんファースト
スナップなのか 作り込みなのか
NGなことは最初に聞いておく
場数をこなして慣れるべし
写真がうまいだけじゃダメなのだ
ゴールのために妥協しない
褒めて、褒めて、褒めまくる
5章 視線
ピントで自分の物語を作れ
撮るときにグリッドなんて考えない
スナイパーズハイになるまで撮り続けろ
女性は美しく撮るのが基本
コーヒーを抽出するように写真を選ぶ
展示したときに足が止まるかどうか
6章 技術
空気感を閉じ込めろ
肩肘を上げると美しく見える
脚は曲線を見せる
美しい曲線を探せ
同じ角度で粘るべし
PLフィルターは風景だけのものじゃない
柔らかい光を纏うソフトフィルター
映画のように仕上げるブラックミスト
広角レンズでダイナミックに
夏の季語を入れて切り取る
組写真にするとストーリーが生まれる
ザ・ポートレートしか撮れない人はスナップを始めよ
スナップは技術よりも見つける能力
街を絞り込んでさっと撮る
「魔法レンズ」の中毒性に気をつけよ
写ルンですは感性が問われるカメラ
COLUMN 写真家を目指すあなたへ
7章 行方
SNSに食われるな 使いたおせ
モチベーションを維持するためにオンラインを使う
機材は良いものを買うべし
勝ち負けは自分が決める
Epilogue 終わりのある物語。
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

72
素人の写真と写真家の撮る写真の違とは何でしょう?🤔壁に飾られていても、素通りしてしまう写真と、思わず立ち止まって見てしまう写真があります。その違いは、単にカメラの性能ではないことが分かりました。ぐっとくる数々のアドバイスの中から、読み友さんに響きそうなものを一つ抜粋して紹介します。「日本の小説は淡々と進むものが多いから、作者の意図を掴むのが難しい。だからこそ、作者が何を言おうとしていたか想像して、自分なりの答えを見つけていくことが感受性を磨くことにつながる。それは必ず写真表現にプラスになっていく。」

フユコ

47
女性が美しく写ってる写真を見ていて楽しかった。文章は写真をどう思って撮ってるかとか、先輩に言われた「今撮ってるこの人が世界で一番美しいと思って撮る」というのも大切だなと思った。 絵でも写真でも作者の気持ちがなんとなく伝わってくるものがあると思っているので(こちらの解釈違い含めてそれはそれでいいとも思っている)作者もそう思って撮ってると思うとなんだか嬉しくなりました。  あと、写真めちゃくちゃ撮るんだなぁ。1000は当たり前とか、デジタルで沢山撮れるなら、その分出来る事沢山した方がいいですもんね。2022/04/08

あつき

3
写真には人間力が写り込む。プロの写真家は経験という引き出しから、様々な表現を引っ張り出して、暗い写真も、明るい写真も、かっこいい写真も、柔らかい写真も、何でも撮れないといけない。だからこそあらゆる経験が活きてくる。そして、いかに自分が紡いだフィクションのストーリーをリアルなノンフィクションであるかのように見せるかを常に考えながら撮影に臨む必要がある。人の足が止まる、SNSでふとスクロールをやめる、そんな写真を撮りたいと思った。 2023/12/01

おかぴ

3
自分も写真撮っていて、いつももっと上手くなりたいと思う。思うように撮れたと思っても、いつも上には上がいる。技術に囚われていつの間にか好きが蔑ろになって、義務になっていく様な感覚に陥ってしまう。自分は何が好きで何を残したくて何を伝えたいのか、忘れてしまっていた事を思い出させてくれた。ただ真似をしていればいいだけではなく、自分を作っていきたい。自分にしか出せない自分の色をどうやって見つけていくのか。そのヒントを見つけられたり、あるいは思い出す事が出来た。これからも自分の好きを残していきたいと思う。2022/05/18

JATZ

3
雰囲気のある写真には憧れる。自分はスナップが好きだが、良く写り易い中望遠で撮っていることも多いが、標準レンズでよいが角を探って行きたいとも思った。2021/03/19

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