講談社文庫<br> 鎮西八郎為朝

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講談社文庫
鎮西八郎為朝

  • 著者名:津本陽【著】
  • 価格 ¥662(本体¥602)
  • 講談社(2020/12発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784061852778

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内容説明

波濤を越えて京をめざす、源為朝の強弓武勇伝――源家の嫡流に生れた源為朝は、2メートルを越す長身に巌(いわお)の筋骨、八人張りの強弓を楽々と引く超人であった。若くして都を追われ、たちまち九州を征したが、保元の乱の京によび戻される。不本意な合戦に敗れて伊豆大島に流されるが、そこには……。南の海に自由を得た清々しい英雄、武者の理想を描く長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

16
平安時代末期の武将源為義の八男で、頼朝、義経の叔父にあたり剛勇無双を謳われ鎮西八郎為朝と称された源為朝の史実と伝説を絡めた一代記。身長2mを超える巨体のうえ剛弓の使い手のスーパーマンとして知られる為朝の九州での活躍から保元の乱、そして伊豆諸島迄の史実から始まり、その後為朝が琉球へ渡ったと云う琉球王国の正史『中山世鑑』や『鎮西琉球記』を下敷きに為朝伝説を語っている。従来陰湿になりやすい源平盛衰が、陽性の英雄である為朝を縦横無尽の活躍をさせる事により自由で清々しく鮮烈な印象を与えてくれる好ましい一冊です。2016/11/19

スー

14
13弓の名人としか知らなかったのでどんな人物なのか知りたくて読んでみました。弓の名人という事で矢を鎧を着た人はもちろん木も貫通させるし船は沈めるし化け物じみていて面白かった。どんな強敵にも動じず弓で戦局を一変させる武勇には惚れそうです。戦に敗れ島流しになっても意思は衰えず島を制圧すると九州を目指し琉球まで行く冒険はちょっと花の慶次を思い出しました。伝説を交えて面白い物語になっていて楽しめました。2024/04/25

へたれのけい

5
深刻にならないってのも大事です。長編だけれど読むのに疲れません。 (久々の登録です)2020/04/17

きくち

3
昨年の大河であまり多くない出番の割りに、とんでもないインパクトを残した源八郎為朝の大活劇。ガンダムどころか強すぎてどうしたらいいやら(笑)。一応朝廷から追われてるはずなのに、朗らかで剛胆、そしてチートである。爽やかな船出のラストも相まって、まるで少年漫画のような痛快さの読了感。コーエーさん、無双OROCHIで清盛とか出したなら、為朝さんもどうでしょうか…(笑)2013/05/06

チャゲシン

1
中国なら呂布、日本ならこの人と言っても過言でない最強武将、源為朝の物語。前半であっさり九州を席巻し平治の乱へ、、、おいおい、もう人生終わりじゃないかと思ったら、なんと沖縄へ。中山王朝の祖になった伝説を小説に持ってくるとは大した想像力です。何はともあれ、無敵の猛将の活躍を描いた冒険活劇。面白いですわ2021/01/10

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