環境ノンフィクション<br> 消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿

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環境ノンフィクション
消えたレッサーパンダを追え! 警視庁「生きもの係」事件簿

  • 著者名:たけたにちほみ/西脇せいご
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 学研(2020/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784052052347

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内容説明

ある夜、動物園からレッサーパンダが盗まれた!捜査にあたるのは、警視庁で生き物の密輸や違法売買を扱う「生きもの係」の福原警部。自然を深く愛する福原警部が出会った数々の事件を通し、人と生き物との付き合い方についても考えられるノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

81
警察に生き物に関する専門の部署があるなんて全く知らなかった。動物の密輸関連ニュースはよく耳にするのに、その犯人を捕まえる事に意識が行かなかった。その道のエキスパートとなった警視庁福原さんが、なぜこの道に入ったのかも分かる。表紙もにぎやかで、福原さん以下「生き物係」らしき面々の緊迫した様子も良い。西脇せいごさんの絵が本を読ませるのに一役も二役もかっていると思われる。直線的な動物の絵がすごく良い。一つ一つのエピソードはそこに関わる人々、罪を犯してまで動物を捕まえ盗み密輸する人々の様子がよく分かる。2021/07/09

chiaki

40
環境ノンフィクション。警察に生きものを捜査する部署があるとは!希少動植物の密輸密売など、生物多様性や生態系の維持を脅かす人間を取り締まる専門部署だそう。その先駆けとして活躍する福原警部が手掛けた様々な事件が、まるで刑事小説のように描かれていて読みやすく面白い。人間の都合で一度持ち出された生きものは、病原菌などを保持している可能性から元の生息地に戻すことが難しいのだそう。環境問題を考えたとき、人間ってホント地球にとってゴミでしかないな!総ルビで、ページ端には各種条約や用語の説明もあり中学年から楽しめそう。2021/06/29

shiho♪

24
殺された人はいないけど、生きものの密輸は立派な犯罪。昭和から平成に代わる頃、まだ認知度も低かった動物の密輸や生態系を崩しかねない事件を1人の警部が追いかける。「警視庁24時」的なノンフィクション児童書。 福原警部の信念がペットの輸入業者の協力や生きものを鑑定してくれる専門家など、徐々に波紋のように広がっていくのが素晴らしい。日本だけでなく、世界も股にかけるご活躍。 何の罪もない生きものを珍しさや優越感に浸りたいから、金儲けしたいから、という人間の浅はかな理由で生態系を壊してはならない。総ルビ中学年から。2021/10/29

HISA

15
☆☆福原警部が書いた警視庁生きもの係が気になってたので、さらっと読める児童用を手に取りました。昭和の頃は生き物に関する逮捕者もいなかったというのに驚き。周りの反応も冷たかったとか。そんな時代から自分の強みを仕事に生かして生き物の為に奮闘する警部に子供にも響くものがあるのでは。2022/11/25

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

14
第47回 北海道指定図書 高学年 警視庁の「生きもの係」(生きものの密輸、違法な売買などを扱う係)で実際に起こった事件を、福原警部が紹介。 報道では「こんな生きもの飼っている人いるんだ」と逃げ出して分かるニュースもありますが、密輸などはあまり聞きませんね。知ることが出来て良かったです。 『 レッサーパンダ盗難事件 / カメ・ワニ大量密輸事件 / 二つのスローロリス密輸事件 / アジアアロワナ密売事件 / コツメカワウソ売りこみ事件 / アマミイシカワガエル密漁事件 』2022/05/03

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