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内容説明
英国の著名なアナリストであるリー・スコットがペップ・グアルディオラの戦術を解読した『ポジショナルフットボール教典』に続く第二弾。
目次
英国の著名なアナリストであるリー・スコットがペップ・グアルディオラの戦術を解読した『ポジショナルフットボール教典』に続く第二弾は、ユルゲン・クロップがリヴァプールに落とし込んだ意図的にカオスを作り上げる『組織的カオスフットボール』が標的である。
現在のリヴァプールはクロップがイングランドにやって来た当初に導入していた「カオス的」なアプローチとは一線を画す。
今やリヴァプールがボールを保持している局面で用いる全体構造については「カオス」と表現するよりも、「組織的カオス」と呼ぶほうがおそらく適切だろう。
また、クロップの代名詞だった激烈なプレッシングにも変化が生じ、もはやアイデンティティの主要部分ではなくなっている。
より効率的な形で試合のリズムをコントロールしようとしている最新のクロップ戦術が本書で赤裸々になる。
【目次】
プロローグ
01トレント・アレクサンダー=アーノルド
02DF陣のボール保持
03「アンカー」の重要性
04ゲームメーカーとしてのプレッシング
05機能本位の中盤
06「9番」
07偽ウイング
08フィルジル・ファン・ダイク
09ジョーダン・ヘンダーソン
10ファビーニョ
11ナビ・ケイタ
12サディオ・マネ
13モハメド・サラー
14ロベルト・フィルミーノ
15ゴールの解剖学
特別収録 ユルゲン・クロップ戦術進化論(アナリスト・庄司悟)
エピローグ
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
6
スリートップの関係性が、攻撃のポイントです。名監督も、戦術に合う選手の獲得・戦術の落とし込みは、必要です。そして、選手の臨機応変なプレイも大事です。ゲーゲンプレスの生みの親だけあって、流石の戦術家です。☆:4.02022/07/04
ジマーマン
1
18-19, 19-20シーズンの圧倒的だったリバプールの戦術面の解説本。非常にわかりやすい反面、現状のリバプールの苦戦っぷりを思うとプレミアリーグは一筋縄ではいかないことを改めて実感する。やはり課題は引かれた相手にどう立ち向かうかという点、ハイライン戦術はファン・ダイクあってこそ成り立つのであってじゃあ今シーズンみたいに怪我した場合のプランBはどうするのか、という点は特に改善の余地ありだろうなぁ。2021/04/15
りおふ
0
各選手の戦術的役割と試合中の動き方について説明されているのは興味深い。特にリバプールの攻撃の起点とサイド攻撃の中心となるアレクサンダー・アーノルドの動き方は面白い。それ以外は、ストーリーが面白いわけでなく全体としてはそれほど内容のある話ではない。2021/06/02
monita
0
2019-2020シーズンのプレミアリーグでLiverpoolが優勝した理由がまさに書かれている。最後の方に、相手がプレッシングをかけてこない時にクロップ戦術は苦しんだ旨の記載があるが、ここは今も課題なのかと思う。今期は怪我人が多すぎるが、復帰してきたらまた再浮上することを期待。2021/03/02