内容説明
RITA賞三度ノミネート!
ダフネ・ドゥ・モーリア賞受賞!
連続性犯罪事件を追う刑事のアンジー。
男性との情事の最中、呼ばれて現場に駆けつけると、新任担当刑事はその情事の相手だったが……
性犯罪課の刑事アンジーは、凄惨な現場を目にすることから大きなストレスを抱え、心のバランスを取るため、夜な夜な見ず知らずの男性と一夜を過ごす日々を送っていた。危険は百も承知だが、それが彼女なりの生き抜き方だ。そんなある夜も、いつものクラブで一人の男から目が離せなくなり、部屋へ誘って彼の体を堪能しているところに携帯が鳴り出した。意識不明の少女が発見されたという。だが特別捜査本部が立ち上がり、その担当者を見ると目を疑った。あの夜、情事の最中に置き去りにした男だわ!
原題:The Drowned Girls
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさうみ
46
800ページ越え…!ダフネ・デュ・モーリア賞(そういう賞があるのか!)受賞。絶対に「羊たちの沈黙」に影響を受けている。不気味な猟奇殺人犯に、迫る刑事アンジー。だが彼女も過去に同僚を亡くし、PTSDを抱える闇落ち一歩手前加減がいい。新パートナーのマドックスにもっと早くに心開けばいいのに…。全体的に、まあアリでは。アンジーの過去がまだ隠されたままなので続編を待ちたいところ。それにしても題名が(以下略)。2019/11/07
ち~
33
輝かしい職歴を捨て、娘との関係を修復するべく市警の刑事となったマドックス。統合失調を患う母を持ち、自らも幻覚に悩まされて、幼い時代に重大な秘密のありそうな性犯罪課の刑事アンジー。まさに前夜、一夜を共にした二人が手を組む事となった、宗教儀式になぞらえた猟奇的な連続殺人事件。妻子持ちのマドックスと、刑事として難アリなアンジー二人の恋愛やら多くの人物が絡み合う殺人事件やら、アンジーの過去やら何やかやの860ページ。マドックスの娘が巻き込まれてのラストはハラハラの展開。アンジーの相棒ホルガーセンもNICEキャラ。2020/11/05
キッチンタイマー
7
厚かった。少しずつ読んでるから、連続殺人事件の被害者の名前が名前だけだったり名字になったりするからなんだかわからなくなった。私はパロリーノのルーツが気になるんだけど、やっぱりテーマはシリアルキラーだよねー。
矢田ふみえ
3
怪しい人が、いっぱい。2019/11/12
チェス
2
2冊分くらいあるよなぁ。面白かったし、まだまだ続きそうだけど、日本じゃ読めないのか。2023/12/18