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内容説明
四国の中学に赴任した江戸っ子の坊っちゃん.喧嘩っ早く正義感に満ちた若い教師が,赤シャツや狸たちを相手に大活躍する痛快な物語.〔解説・奥本大三郎〕
目次
坊っちゃん┴解説 奥本大三郎┴カバー画・カット 一ノ関圭
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろりん
56
痛快。『言文一致体』すら突き抜けた、まるで落語か講談のような江戸っ子坊っちゃんの語り。そして、令和の御代では求めようのない『忖度』無き伸びやかな文章表現。坊っちゃんの損得を顧みない一本気は、時に大変差別的な言動を伴うけれど、東京育ちで、学校を出たての社会経験がゼロに等しい若造と思えば寧ろ微笑ましい(何の罪もない松山の町と、住民の皆様には甚だ遺憾でしょうが)。清さんの無償の愛と、離れてみてその尊さに気づく坊っちゃんの純粋さ。あなたは素晴らしいと心から言われて育った者の靭さ。勧善懲悪ではないが、胸のすく物語。2020/01/12
ぷりん
36
年初め、二宮君の「坊っちゃん」を見て、「こんな話だったけ?」と思い、読んでみました。「赤シャツ」みたいなやつ、どの時代にもいるんですね。徹底的に赤シャツをたたいてほしかった!!そして、清とまた会えたことはいいけど、教師をやり抜いてほしかったな。個人的には・・・・2016/03/02
hanamimono
13
こういう真っ直ぐな人が損する世の中にどうしてなってしまったのか。2016/01/19
machi
8
坊っちゃんはエンタメ小説と呼ばれる理由がわかった。親譲りの無鉄砲で…の冒頭しか知らなかったけど、いざ読んでみると面白かったなぁ!いつの時代もやらしい奴がいるのね。解説には、短気で損をした話だってあるけど、そうかな?坊っちゃんと清が、東京で再会できて何より良かったと思うよ。2016/04/21
じゃがいも大好き
8
坊ちゃんの無鉄砲さがすごかったです。2015/08/28