内容説明
有名なシェイクスピアの戯曲を,ラム姉弟が原典の大切な表現を生かしながら少年少女のために書き下ろした物語.4大悲劇「ハムレット」「リア王」「オセロ」「マクベス」を初めとして,「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」など,11編.
目次
テンペスト┴夏の夜の夢┴冬物語┴お気に召すまま┴ヴェニスの商人┴リア王┴マクベス┴十二夜┴ロミオとジュリエット┴ハムレット┴オセロ┴訳者あとがき┴さし絵 アーサー・ラッカム┴カバー画 建石修志
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
47
岩波少年文庫読書祭りで、出逢う。てっきり謎の劇作家シェークスピアの人物像に迫る本だと思っていたら、作品のダイジェスト集でした。でも、既読作品のおさらいや、未読作のあらすじも読めて良かったです。シェークスピアの入門書にもなりそうです。2017/01/21
しんすけ
17
初読は小学校入学直後だった。東京創元社の幼児向けの文学全集に所収されていたと思う。 しかし読んだ記憶が残っているのは「ヴェニスの商人」「リア王」「ハムレット」の3点だけだ。 その後シェイクスピアの戯曲そのものを中野好夫や福田恒存の訳で読んでいるから、どの時点の記憶が自身に残っているかは定かでない。 ただし 「ヴェニスの商人」に関しては15歳前後で違和感が残ったことがあった。 裁判場面の終わり近くでシャイロックの「あっしがユダヤだからってことですかい」が『シェイクスピア物語』では省略されていたことだった。2020/02/01
フリウリ
12
真夜中の図書館電子書籍貸出サービスにて。ニワトリ並みの記憶力のワタシには、たいへんありがたい本です。岩波少年文庫、なかなかどうして、読ませます。2023/10/15
山猫
12
本国英国でもこのラム姉弟のシェイクスピア「物語」しか読んだことがない人も少なくないのだから、日本人が勘違いするのも無理はないが、それにしても、読メ諸兄姉のレビューでもこの体たらく。ちょっとお粗末すぎやしませんかい? さて、本作はラム姉弟による全20篇のうちの11篇を収める。矢川澄子らしい語り口ながら、やはり、収められなかった作品も読みたかったため、「テンペスト」と訳者あとがきにて終了。2023/09/06
小瑠璃
9
シェイクスピア作品を本格的に読むとなれば、戯曲になってしまいますから、入門書としてこれほどわかりやすくて手頃な本も無いのでは。簡略化されてはいますが、あらすじを知らなかった「夏の夜の夢」や「オセロ」なども楽しく読めました。2017/12/30
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