岩波少年文庫<br> 宝島

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岩波少年文庫
宝島

  • ISBN:9784001145281

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内容説明

ジム少年は,トレローニさんや医者のリヴィシー先生とともに,海賊フリント船長がうめた莫大な財宝を探しに出帆する.ぶきみな1本足の海賊シルヴァーの陰謀にまきこまれ,はげしい戦いが始まる….手に汗にぎる海洋冒険小説の名作.

目次

第一部 年老いた海賊┴1 老船乗りがベンボー提督亭にあらわれる┴2 黒犬があらわれては消える┴3 黒丸┴4 船長の衣類箱┴5 盲人の最期┴6 船長の書類┴第二部 船のコック┴7 ブリストルにゆく┴8 望遠鏡亭┴9 火薬と武器┴10 航海┴11 リンゴ樽のなかで耳にしたこと┴12 作戦会議┴第三部 陸上の冒険┴13 陸上でのわたしの冒険はどのようにして始まったか┴14 最初の一撃┴15 島の男┴第四部 防御柵┴16 先生の話 どのようにして船は放棄されたか┴17 先生の話はつづく 雑用ボートの最後の航海┴18 さらに先生の話はつづく 第一日の戦闘の終わり┴19 ふたたびジムが話をつづける 丸太の要塞に立てこもる人びと┴20 使者シルヴァー┴21 襲撃┴第五部 海上の冒険┴22 海上でのわたしの冒険はどのようにして始まったか┴23 引き潮はつづく┴24 放浪するコラクル┴25 海賊旗をおろす┴26 イズレーアル・ハンズ┴27 「八レアル銀貨」┴第六部 シルヴァー船長┴28 敵のキャンプで┴29 ふたたび黒丸の登場┴30 誓いを立てて┴31 宝さがし フリントの目じるし┴32 宝さがし 森からの声┴33 首領の地位をおりる┴34 物語の終わり┴訳注┴訳者あとがき┴さし絵 S・ファン・アベ┴カバー絵 N・C・ワイエス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

asiantamtam

27
あらすじは知っていたが未読だったので読んでみた。小学生の頃に読んでいたら、ジムにすごく共感できたんだろうなあ。これが年を経るということか。海賊と無人島に宝箱!ロマンたっぷりで素晴らしい、まさに後世に残る児童小説。2019/06/26

たつや

27
再読ですが、面白かったです。あらゆる映画やアニメ、漫画、小説、舞台に影響を与えたと言える。パイオニア的作品。とにかく面白い。「パイレーツオブカリビアン」も「ワンピース」も宝島のパクリと言える。シルヴァー船長が好き。きっと、また読みたくなるなこれは!2016/01/05

seraphim

27
ロングセラーの児童書。子どもの頃に読んだはずだが、すっかり忘れていた。宝物、無人島、海賊。文句無しにワクワクできる。良いものは大人になっても面白い。2015/05/31

くみ

23
ずっと読みたいと思ってた宝島!子供の頃読んだことあると思うのですが、かすかに覚えていたのは主人公ジムがリンゴ樽の中に隠れて陰謀をきく場面のみ。なので、初めから終わりまで、ハラハラドキドキ物凄く楽しめた!物語の入りが謎めいていて、しかもひどく冷静な三人称で進むので、おどろおどろしさが満ち溢れて一気に釘付けになりました。特に冒頭のベンボー提督亭で起こる一連の事件は先が全く見えず、まるでお化け屋敷にいるような心臓の高鳴りが!!終始ひやっとしたりもうダメだと思ったり、交感神経刺激されっぱなしでした。2018/07/21

はる

23
図書館本。♪ さあ行こう夢に見た島へと波を越えて風にのって海へ出よう~アニメは結局見なかったけれどこの曲は名曲だと思う。初めて自分で選んで買ってもらった一冊。「たからじま」この本で、山の中の海を見たことさえない小学校低学年が、思いがけない宝探しにジム少年とともに出てしまった。夜の橋の下、遠眼鏡亭、ヒスパニオラ号、リンゴ樽の中、島の砦、からっぽの穴。結構な無鉄砲だった君はどんな職業のどんなおとなになってこの物語りを書き記したのだろう。(何度読んでもわくわくする旅だ!)2016/07/10

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