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内容説明
イギリスの詩人が幼い息子のために書いた楽しいファンタジー.クリストファー・ロビンが,クマのプーさんやコブタなど,大好きなおもちゃの動物たちとくり広げるゆかいなお話.
目次
まえがき┴1 わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話ははじまります┴2 プーがお客にいって、動きのとれなくなるお話┴3 プーとコブタが、狩りに出て、もうすこしでモモンガーをつかまえるお話┴4 イーヨーが、しっぽをなくし、プーが、しっぽを見つけるお話┴5 コブタが、ゾゾに会うお話┴6 イーヨーがお誕生日に、お祝いをふたつもらうお話┴7 カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいるお話┴8 クリストファー・ロビンが、てんけん隊をひきいて、北極へいくおはなし┴9 コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話┴10 クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます そして、わたしたちは、さよならをいたします┴訳者あとがき┴さし絵 E・H・シェパード
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
85
長閑でほのぼのとした世界に癒されます。石井桃子さんの優しくて温かい言葉がやはり抜群。翻訳家の岸本佐知子さんがラジオで仰っていたけれど、言葉のセンスが素晴らしいんですよね。プーさん(このプーさんという訳も絶妙)の口癖の「いやんなっちゃう」の可愛さといったら!シェパードの挿絵も魅力的ですね。ちょっと酒井駒子さんの絵は似てるなあと感じましたが、影響を受けているのかしらん。2018/08/27
NAO
83
世界一有名なクマのはなし。いかにも子どもらしいほのぼのとしたノースポール発見、ハラハラドキドキのコブタ救出と、楽しい話が多い中、イーヨーは独特な雰囲気を持っている。だが、シッポを無くしてしまった悲しみや、誕生日を祝ってもらえない悲しみもまた、間違いなく子どもたちの共感を呼ぶ。ちょっとふさぎ気味なイーヨーも、能天気に明るいプーやコブタに負けず劣らずこの話の中の重要な登場人物だ。2020/05/01
くまさん@初澤弘文
76
どこの図書館の棚にもいるプーさん2013/07/21
ぶんこ
62
世界中で有名なお話なのに還暦過ぎて初めて読みました。作者の実の息子さんへのお話として創作されたと石井桃子さんの解説にありました。この本がクリストファー・ロビンとプーさんへお父さんが語るお話の形なのは、実際に息子さんに語った事なのですね。いいお父さん!プーさん達がアメリカへ旅行した時のぬいぐるみの写真と、決して洗わないでというお願いも印象的でした。なんだか物語よりも本の背景に心奪われてしまいました。2018/09/12
こなな
61
Winnie-The-Poohっていう題名の意味がまえがきに記してある。プーさんは気がついたらそばにいるような存在。絵本、Movie、ぬいぐるみ、いろんなGoodsに。プーさんに逢えると笑顔になれるし、癒やされる。映画『グッバイ・クリストファー・ロビン』を観た。この映画は『くまのプーさん』の原作者、アラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne 1882-1956)の半生の実話に基づいたもの。戦争のせいで壊れてしまったミルンさんはプーさんにしばらくの間でも救われたんだと思いたい。2024/09/22