内容説明
病床で「白浜温泉に行きたい」と望んだ余命一年の女が、その二日後に殺された。十津川は小説家志望で無職の息子・雄介に疑いの目を向ける。一方、雄介は母の言葉が気になり南紀白浜に向かうが、乗車した特急〈くろしお〉が爆破されてしまう。雄介を尾行していた三田村刑事と北条早苗から報告を受けた十津川は、ある推理を胸に南紀へ飛んだ。東京の殺人事件と白浜の爆破事件――二つを結ぶのは、三十年前のあの夏の日……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきさん
1
さらっと読了。南紀白浜に行ってみたくなりました。これが西村作品の良いところ。2017/03/31
かずお
1
そういう動機かと最後には納得。2016/08/22
こぺたろう
1
初めて読んだ、十津川警部シリーズ。和歌山にまつわる話だったので手に取ってみた。 内容は軽い。2時間かからず読んだんじゃないかな、謎解きの要素も特になく。中盤ちょっと読ませる感じになったのが印象的。 2015/12/27
蕃茄(バンカ)
1
今まで読んだ商業小説の中で底を抜いて稚拙な文体でひっくり返った2016/01/19