何がおかしい 新装版

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¥1,430
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何がおかしい 新装版

  • 著者名:佐藤愛子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 中央公論新社(2020/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120053542

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内容説明

この秋、九十七歳。あの超面白スーパーエッセイが、帰ってきました! 女と男、虚栄心、知性と笑い、子育て、教育……、世間の常識、風潮に物申す。今読んでも新しい、愛子節が全開。『気がつけば、終着駅』と併せて読みたい、必携の一冊。文字が大きく読みやすい、新装版で登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

32
佐藤愛子さん、もう100歳ちかいのに頭脳明晰でお綺麗。この本は60代頃のものをまとめたものらしい。佐藤さんのエッセイが好きなのはお上品にかっこつけないで率直で分かりやすくて描写が具体的で落ちがあって面白いこと。こんなに勇ましいのに、小さい頃は恥ずかしがり屋で挨拶もできない子だったというのが不思議だ。そしてそんな小さいころのエピソードを具体的に覚えていらっしゃるのが素晴らしい。ほんとに面白い。2021/03/04

Artemis

11
佐藤さんの日常的な出来事を通じて感じたことを綴ったエッセイ。想起された感情は綺麗な面だけでなく、ずるいところ、ズボラなところ、意地を張ってるところなど包み隠さずに綴られているので、つい笑ってしまう。こんなふうにいろんな価値観が表出することが許されて心理的安全性が確保される社会こそ多様性に富んだ豊かな社会だと思う。2023/10/10

ただぞぅ

6
人は人、自分は自分という考え方や自信を子供に植え付けるのが教育。そして劣等感のもとを排除することよりも、劣等感と戦い打ち克つことの大切さを痛感した。五色弁当(色採り華やかな弁当が情緒を養うものという)でなければ心豊かに楽しく食事できないとか、皆と同じでなければイジメの原因になるから弁当ではなく給食を推進するという考え方に違和感を感じる。ある程度の劣等感は、人が成長する過程に必要なもの。しかし教育熱心とされている人ほど劣等感のもとになるものを排除しがちだという。そんな私も無意識に排除してないか自問。2022/07/03

まあやん

5
著者、60代の頃のエッセイ。共感するところ多し。現在、97歳くらいのはず。大好きで若い頃よく読んでました。北杜夫さん、遠藤周作さん共にエッセイしか読んでない。今度、ちゃんと小説を読んでみよう。2021/04/21

まぁちゃん

2
現在97歳の著者が30-40年前に書いたエッセイ。 はっきりしていて、わかりやすくて、クスっと笑ってしまう一冊でした。 大正時代の女性の強さも感じ、とても楽しく読了しました。2021/05/28

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