ハーパーコリンズ・ジャパン<br> クリミナル・イノベーション 天才プログラマーが築いた新時代の犯罪帝国

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ハーパーコリンズ・ジャパン
クリミナル・イノベーション 天才プログラマーが築いた新時代の犯罪帝国

  • ISBN:9784596551610

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内容説明

サイバー技術の天才から国際的犯罪組織の王へ――
麻薬・小型兵器・ミサイル技術・暗殺をオンラインで販売。
凶悪犯罪に技術革新をもたらした冷酷な殺人者の正体と、
DEAによる逮捕劇に迫る、衝撃ノンフィクション!

この本当にあった犯罪冒険物語(サーガ)の真っただ中で明らかになるのは、
ポール・カルダー・ルルーという人物と、この男が導入した業態の変化だ。
ルルーはサイバー技術の天才から犯罪王に転じ、
その道筋で冷血に人の命を奪っていく。
彼は国境を越えた組織犯罪の活動の在り方に革命をもたらした――
(DEAの秘密組織)〈第九六〇班〉は早い段階から、
ルルーが組織犯罪界のイーロン・マスクであり
ジェフ・ベゾスであることを認識していた。
ルルーは“新しい今”であり近未来であると、彼らは信じている。
――マイケル・マン(映画監督)序文より――

 ルルーには、21世紀の起業家精神を表す業界用語のほとんどが当てはまる――
伝統の軽視と破壊、減量経営、世界展開、迅速な拡張性。
埋まっていない隙間(ニッチ)をどう見つけ、どう活用し、
市場の様相をどう一変させればいいかを心得ている。
身軽に旅をし、機敏に動き、回転速度を落とさずにいる方法も。
(「INTRODUCTION」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

泰然

16
英国の思想家バークは言った。「悪が勝利するために必要なたった一つのことは、善良な人たちが何もしないことである」と。しかし本書で描かれる悪は善人が気付く暇も無い速度と機動力で世界を破壊する。テクノロジーの活用と革新的な犯罪ビジネスモデルを用いる聡明さを備えた反社会的人格の首領によって。このノンフィクションは組織犯罪のイノベーションの「新しい今」に迫るルポとしての秀逸さと、コンラッド『闇の奥』にも通じる未開の原初的恐怖の現代版を描く普遍的文芸性を兼ね備える。善人が団結する間もなく蝕まれる狂気が警告する一冊だ。2021/05/02

をとめ

1
電子2021/04/14

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