歴代作曲家ギャラ比べ - ビジネスでたどる西洋音楽史

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歴代作曲家ギャラ比べ - ビジネスでたどる西洋音楽史

  • 著者名:山根悟郎
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 学研(2020/12発売)
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  • ISBN:9784058012369

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内容説明

現代に名を残す大作曲家たちの「リアルな」人生にせまる、当時の社会状況も踏まえた“ビジネスで学ぶ西洋音楽史”。シューベルトのように借金を抱えて夭折した者もいれば、ロッシーニのように若くして成功し早々引退した者もいる。その違いはどこにあるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

75
目の付け所が面白いユニークな一冊。作曲家の収入形態は、年俸、年金、楽譜出版料、興行収益、著作権と、時代とともに変化する。面白いのは作曲料。交響曲で、「第9」(150万円)、シューマン「春」(54万円)、R.シュトラウス「家庭交響曲」(5250万円)。更に、「アイーダ」(1.5億円)、「白鳥の湖」(280万円)と聞いて何とも複雑な気持ちになる。最も悲しいのは、「冬の旅」の1曲1,000円…。遺産が、ロッシーニ(20億円)、ヨハン・シュトラウスⅡ(2,000億円)と聞いて、そりゃ、楽天的な音楽になるわと納得。2021/02/14

1959のコールマン

66
☆4.5。年末には何も考えない疲れない本が欲しいな、と思ったら変な本が出た。いやあ、ギャラ計算大変だったでしょうなあ。お疲れ様でした。ちなみにギャラだけで無く、その稼ぎ方、周りの人たちの支援、本人の金銭感覚等いろいろ書いてあるので面白く読めた。どこのページを開いても読めるようになっているので暇なとき開くと良いだろう。ただ、(対照的な)2人をひと組にして(ベートーヴェンだけは1人)書く手法は混乱しがちで感心しなかった。故に減点。意外だったのは遺産トップの人の名。ネタバレになるのでここでは秘す。案外万人向け。2020/12/29

コニコ@共楽

20
作曲家のギャラを比べてみようなんて誰が考えたでしょうか!言われてみると非常に興味が湧いてきます。浪費家だったといわれるモーツァルトや、バッハと比べて成功したといわれるヘンデルなどのイメージはありました。でも具体的な数字で示されると、リアルに暮らしぶりも想像できる気がします。ギャラを比べる指標として、収入はもちろん、贅沢度、慈善度、親の経済力など、興味深い判定もあり、説得力あり、です。この本で収入が一番多かったのは、ヨハン・シュトラウス2世。亡くなった時の総資産は、約2086億円というのにはたまげました。2021/05/29

みつ

13
読み友さんのレビューから興味を持った本。かの作曲家はどれだけ稼ぎどれだけ浪費したか、を中心に、西洋クラッシックの作曲家41人を俎上に上げ、「収入」「贅沢度」「慈善度」「後世への影響」「親の経済力」「音楽一家度」の6項目(原則としてそれぞれ4段階)で評価しつつ、生涯と作品を辿る。名を遺した作曲家であっても、「後世への影響」が最低ランクになっているのが3人。「収入」の最低ランク4人には、やはり「彼」が入っている。バッハは作曲料よりも副収入で稼いでいたというのも、20人の子持ち(成人したのは確か半数)で(続く)2021/10/15

ニョンブーチョッパー

11
★★★★★ 物価の違いはあるかもしれないけれど、いろいろな場面場面でのギャラや、いくら稼いでいたのかが、現代のお金換算で書かれていて、金額が少ないのか、多いのか、とても多いのか、感覚としてつかみやすい。同時代の二人がセットで紹介するスタイルのおかげで、二人の違い・特徴がとてもよく分かる。そんなに違っているのかと驚くのが、バッハとヘンデル、ショパンとリスト、ブラームスとヨハン・シュトラウス2世、ビゼーとサン=サーンス、スメタナとドヴォルザーク、グリーグとシベリウス。↓2023/02/05

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