つるかめ食堂―子が親に作りおくごはん

著者名：ベターホーム協会

ベターホーム協会（2020/12発売）

• ISBN：9784904544341

内容説明

高齢になると、調理や買物の不自由、歯のトラブルなどで食事をおろそかにしがち。でも、栄養不足が続くと、老化が加速して、寝たきりになることもあります。しっかり食べて、栄養不足にならないことが大切です。いつまでも元気な親でいてもらうために、子は親の食事の手助けをしませんか。お年寄りが食べやすい食事作りのポイントや冷凍や宅配のコツなど、忙しい暮らしの中でも実践しやすいヒントが満載です。

１章　親に作りおく食の基本

親のための食事作りの６か条をはじめ、毎日食べたい食品、子がラクに作れて親が食べやすい調理のコツや、親子の配慮がある食事作りについてまとめました。健康長寿知識の監修は、東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二先生。

２章　肉・魚など たんぱく質の 作りおきレシピ

たんぱく質の供給源である肉や魚を、お年寄りがおいしく食べられるよう、くふうして調理します。

３章　一緒に食べよう

食事はだれかと一緒に食べるからこそおいしいもの。たとえ離れて暮らしていても、ときには、一緒に食べたいものです。のびにくいおもちの雑煮や、やまいものつなぎでやわらかい煮こみハンバーグなどをご紹介します。

４章　野菜の小さな ビタミン・ミネラル 作りおきレシピ

野菜の小さなおかずの作りおきレシピ。ビタミンやミネラルが豊富な野菜は健康な体づくりに欠かせません。すぐにできて、作りおきもできる便利なレシピを紹介。野菜の冷凍のコツもお役立てください。

５章　ごはん・軽食・おやつ エネルギーをとる 作りおきレシピ

ごはんなどの主食は体を動かすエネルギーの主役、炭水化物。たんぱく質と同じく、不足すると筋肉を弱めます。ごはん・軽食・おやつの作りおきレシピを活用して、毎食欠かさずとりましょう。

目次

＜親に作りおく食の基本＞
元気な親でいてもらうために
つるかめさんの 親のための食事作り６か条
つるかめさんの親の 毎日食べたい食品
つるかめさんの親が 食べやすいクッキング

＜肉・魚など たんぱく質の作りおきレシピ＞
つるかめさんの 肉・魚を食べやすくするコツ
ひき肉のおかず／とり肉のおかず／牛肉・豚肉のおかず

＜一緒に食べよう＞
うなぎ蒸し寿司／やわらかおはぎ／ごはんもちの雑煮／親弁
ふわとろ煮こみハンバーグ／細ロールキャベツ／お誕生日ケーキ

＜野菜の小さなビタミン・ミネラル作りおきレシピ＞
つるかめさんの 野菜を食べやすくするコツ
つるかめさんの 野菜を冷凍するコツ
あると便利な 野菜の冷凍ストック
あると便利な 野菜ポタージュの冷凍
ほうれんそう／とうがん／にんじん／ブロッコリー／じゃがいも／かぼちゃ

＜ごはん・軽食・おやつ エネルギーをとる作りおきレシピ＞
ごはん・めん／汁もの／軽食／おやつ

おかずの冷凍とレンジ解凍のポイント
親宅の食品保管と衛生のポイント
宅配便で食品を送るポイント

健康賢者になるために

ベターホームの先生たちの 暮らしの孝行食100の知恵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

いま、妹ががんばってくれているのがこれです。妹が両親のためにどれほどいろいろやってくれて、そのことで自分に何一つ求めてこないことに、申し訳なく思ったり心の底から感謝したりします。週末彼女が遊びに来てワイワイ話して、ちょっとした贈り物をしたりして。食べ物や思い出。いろいろ話せる妹がいて本当に本当に幸せです。で、この本ですが、とってもいいです～。

2020/02/17

[たろいも]

とろろは冷凍できる

2016/03/16

[小紫]

高齢者が食べやすくなるような、そして作る側の負担を極力減らせるようなメニューということで、参考になりました。将来のためにも、自分で買っておきたい気分です。おかずによっては冷凍がしにくいものもあったりしますが、その点はきちんと表示してあるので良いと思います。巻末の、料理教室の先生方の声が、実感がこもっていていい感じ。ただし、「パプリカ３分の1個」とかいうのは勘弁して欲しい……残りをどうすりゃいいのよ、と私などは途方に暮れてしまいます（苦笑）。《図書館》

2015/02/13

[りょう]

ちょっとしたものがモソモソして喉を通らない、箸使いがたいへん、思いもよらないいろんなことがあるんだなあ。何でも食べられる世代にはわからないし、なかなか本人がはっきり言わないから、難しいなあ。なーるほどなあ、ってことがいっぱい。ノウハウってあるんだなあ。

2019/08/17

[fukura]

「レパートリー表」でラクになる

2017/08/30