内容説明
ペンギン、アザラシ、アホウドリ……計り知れない世界を生きる動物に記録機器を付ける「バイオロギング」が明かす驚きの姿とは?第68回毎日出版文化賞受賞作。若き生物学者、圧巻のフィールドワーク!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
35
『進化の法則は北極のサメが知っていた』が素晴らしかったので、こちらも読んでみました。バイオロギングという計測手法は、アルゴシステム、ジオロケータ、ポップアップタグなどを駆使して、これまで観察できなかった生物の生態を明らかにしていきます。実証的な成果により定説が更新されていく様を現場から伝える、理論よりも研究者が悪戦苦闘する生物の観察記の印象を残します。しかし、読者に読んでもらおうとする工夫の一方で、端々から伝わるのは極端な事例における共通点こそ生物にとって重要な要素なのではないかという理論的な裏付けです。2021/08/04
ホークス
33
元本は2014年刊。YouTube『ゆる言語学ラジオ』で知った本(「象は鼻が長い」の回が面白い)。ペンギンやアザラシに装置を取り付けて行動を調べる研究の話。物理は大嫌いだけど本書は楽しい。方法や洞察を突き詰めていけば、自ずと物理の問題が出てくる。装置を手作りし、野生動物に付けては回収する試行錯誤が果てしなくて大変。中でも最近、鳥の飛ぶ原理がじつは飛行機と本質的に違うと判った話がすごい。羽ばたき飛行では、翼の根元から先端に向かって空気の渦が動きながら翼を持ち上げると言う。「へー」と言い続けてしまった。2026/03/05
hnzwd
18
ペンギン、サメ、アホウドリ等の動物がの泳いだり、潜ったら、遠くまで渡っていったり、、といった生態について、記録用の小型機器を直接取り付けてデータを使い、どのように観察しているのかを紹介してくれています。従来は推測と観察だけだったものが、活動ログの解析と流体力学等の物理的なアプローチにすることで、実態に迫っている、ってのは納得。マッコウクジラの潜水について、従来の仮説がこの物理的な分析で覆る、ってのもいいな。2022/05/30
やっちん
15
バイオロギングがクソほどの役にも立たないことが分かる。2022/01/18
Amano Kentaro
15
他の本で読んだ内容なので目新しさは無く、著者独自の切り口というほどでもない。 論理が飛躍する箇所が散見されており、課題図書に選ばれたのには理解に苦しむ。2022/01/14
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