徳間文庫<br> 目撃

個数:1
紙書籍版価格
¥935
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

徳間文庫
目撃

  • 著者名:深谷忠記【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 徳間書店(2020/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198946098

ファイル: /

内容説明

彼女は本当に夫を殺したのか!? 逆転無罪を狙い、息詰まる法廷場面。目撃証言の矛盾を突く、傑作法廷ミステリー!
二つの焦点の交叉・照応。これが深谷ミステリのキーワードだ。場所と時間を隔てた二つの目撃と記憶の物語。それらが深い一貫した深谷式交叉を達成していることに読者は驚くだろう。――野崎六助氏(解説より)
幼い頃、母が父を刺殺する現場を目撃した曽我。成人し、作家になった後もその暗い過去は心の隅に淀んでいた。そんな彼のもとに東京拘置所から一通の手紙が届く。差出人は関山夏美。曽我の母親同様、夫を殺害したとして懲役十年の有罪判決を受け、服役中の受刑者だ。手紙の内容は、無実の罪を着せられた自分を助けてほしいというもの。くしくも夏美の担当弁護士・服部朋子は、曽我の大学時代の友人だった。朋子にも依頼され、曽我は関山夏美の控訴審に関わることに……。傑作法廷ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

77
幼い頃に母が父を刺殺する現場を目撃した作家の曽我に、夫を殺害して有罪判決を受けた関山夏実美から無実の罪を着せられた自分を助けて欲しいと言う手紙が届いた。大学時代の友人で夏美の主任弁護人の服部朋子と共に控訴審に臨む。人間の記憶の不確かさを問う作品。夏美に感情移入出来ず今一つ楽しめなかったのが残念。曽我の両親の事件の真実は予想通り。2021/04/09

てつ

33
目撃者の記憶をテーマに二つの事件を交錯させる法廷もの。法廷ものは出来不出来の差が激しく最近読んでいなかったが、本作はそこがテーマではない。学生時代記憶の研究をかじった身としてはおもしろく読んだが、法廷シーンは現実味がなく、丁寧に描こうとする余り重厚すぎる長編になってしまった。ただ事件の交錯ぶりは作り物とはいえおもしろいので、興味があればどうぞ、というところでしょうか。2022/10/26

くろねこ

3
オチはなんとなく分かったが、それにしても辛いな…。毒殺の方は…うん…。2021/01/27

FUKUIKE

2
★★★☆☆ 深谷忠記さんの作品、これで3冊目。テンポよく展開するかと思いきや、3冊ともなんかまわりくどく、後半は斜め読みしながら読み終わる。どの作品も内容的には面白いのにちょっと残念。2022/08/26

perakichi

2
深谷さんにはまっています…みなさんとは違うコメントを書かせていただきますね…perakichi 、文庫では読んでいませんが、つまり、角川書店刊の321ページ上段に「星野一行は部下の看護婦と…」という記載があります。世の中には、看護職員が、医師の部下であるかのように思っている方々がたくさんおられるかもしれません。これは、「医師の指示を受けて…」という某法律の条文からだけでなく、これまでの歴史のせいですが…でも、看護職員は、雇用されてはいても、部下ではありません。決して…でないと、看護職員の自律が保たれません2021/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17005808
  • ご注意事項