講談社文庫<br> 池波正太郎を歩く

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講談社文庫
池波正太郎を歩く

  • 著者名:須藤靖貴【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2020/12発売)
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  • ISBN:9784062773638

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内容説明

私たちは小説の舞台に立ち、歩き、池波正太郎の道程をたどることができる。梅安の遠州藤枝、鬼平の谷中、真田太平記の信州上田、そして幸村終焉の大坂……あの名場面の舞台を訪ねて――男の在り方、気概ある生き方を、時代小説やエッセイに著した池波正太郎。その珠玉の数々を、いま一度熟読し、池波文学の道程をたどりたい。そうした想いから、筆者は、各地を訪ね歩いた。土地ごとの人情に触れ、酒を愉しみ、舌鼓を打つ。『仕掛人・藤枝梅安』などの19編の舞台を、旅して記した、充実の1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

33
池波氏の各作品の舞台を訪ねる紀行エッセイ。本書で全編読了したのは鬼平犯科帳だけだが、その他の作品も容易に想像できて思わずニヤリとしてしまう。都内が中心かと思ったのだが、関東から西にそれぞれ所縁の地があって、池波氏の後を追体験する著者と一緒に旅をしているような気にさせてくれた。文体はかなり池波氏に影響を受けたと推察する。後半の「池波用語の基礎知識」が良く、『上に立つものはイエスマンが好きなのだろう。(中略)いわんや組織の小上司をや。』なんて琴線に触れる言葉だと思う。2014/07/15

シブ吉

17
池波正太郎作品の舞台になった場所を文庫片手に旅をする。なんて素敵な旅なんだろうと、筆者を羨む。梅安、鬼平、真田太平記・・・舞台は広範囲に上るが、いまも池波作品の根強い人気がうかがわれて嬉しい。「おとこの秘図」を歩くでの、東京都港区にある「愛宕神社」の男坂86段。そこで出会った小柄な御仁が語る、「後ろ足で一段、一段上がってみるんです。それが年の数と思うと面白い。上がれば上がるほど、見えなかった景色が見えてきます」なぜ?筆者の問いに、「先はわからないでしょう。途切れるかもしれないし」むうん、と唸る一冊です。2012/10/06

sasha

3
映画ファンやアニメファンの聖地巡礼がしばらく前から話題だが、読書好きはもっと昔から聖地巡礼をしているのだ。本書は池波作品を手に小説舞台になった地を訪ねる紀行エッセイ。似たようなことをした。上野の西郷隆盛像の前で半日『西郷隆盛』を読んだっけ。いいよな、こういう紀行エッセイは。真似したくなるんだが、池波作品を再読したくなる誘惑に駆られている。手を出したら最後、一気読みしそうな自分が怖い。積んだままの本がたくさんあるのに。うわぁ~ん。2017/02/01

ねぎまぐろ

1
2023/09/28

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