講談社文芸文庫<br> 雪あかり 曽野綾子初期作品集

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文芸文庫
雪あかり 曽野綾子初期作品集

  • 著者名:曽野綾子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2020/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061984066

ファイル: /

内容説明

新鮮清澄、才気迸る源流の光景。初期の代表作7篇収録――進駐軍の接収ホテルで働く19歳の波子の眼をとおし、敗戦直後の日本人従業員と米国軍人らとの平穏な日常が淡々と描かれた、吉行淳之介の「驟雨」と芥川賞を競い、清澄で新鮮な作風と高く評価された出世作「遠来の客たち」をはじめ、「鸚哥とクリスマス」「海の御墓」「身欠きにしん」「蒼ざめた日曜日」「冬の油虫」、表題作「雪あかり」を収録。才気溢れ、知的で軽妙な文体の、初期の作品7篇を精選。
◎「ここに集められた作品はすべて、壁の手前の若書きの作品である。この頃以来半世紀間、私は書き続けて来た。平均して一年間に二千枚、それより多い年も少ない年もあるけれど、多分トータルで十万枚は書いたように思う。十万枚、絵でも書でも書けば、どんな凡人でも一つの世界は作るだろう。源流の光景を見て頂くのは、申しわけないが、光栄である。」<「著者から読者へ」より>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gerogeC

2
『遠来の客たち』のいわゆるはねっ返り感は苦手だが、『雪あかり』『身欠きにしん』などは驚くほど自分の好みにはまる観察/洞察の短篇で、おもに女性作家による伝統的なそれと同じ棚にすんなり収まる。『長い暗い冬』が恐怖小説呼ばわりされたりする(まあ自分もそこから入ったのだが)のはすぐれた心理小説の書き手であることを別の向きから捉え直された格好なのだと思う。2019/10/22

水澤 武

0
予備知識が無く借りて来たが残念ながら苦手な内容である2013/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/502371
  • ご注意事項