内容説明
愛されている時、人は能力以上の才能を発揮する。好運は陽気が大好きだ――人を愛し、自然を愛し、自分を信じ自分を愛すること。自分を取り巻く環境が、いかに苛酷になろうと、生きることの意味と希望を見つけることが、困難であればあるほど、生活の中に、ほんの少しでも明るさを見出し、愉快に生きる力を発見することが、大事になる。理不尽な世の中を生き抜く力が漲(みなぎ)ってくるエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひひひ
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「鈴虫とアミターバ」より「長生きするとは愛別離苦を、骨の芯まで味わうことだと思い知らされている」という言葉にじんときた。生きることはそういうことだと思う。2012/12/16
りら
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02〜04年の間に発表された随筆を集めたもの。当時80歳を過ぎた寂聴さんが考える死や老いをテーマにしたものが多い。また、戦争経験者として、現在の日本で起きている問題に対しての見解や憂いをかかれたものも多かった。何より印象に残ったのは「この世は美しい/人の命は甘美なものだ」という釈迦の最晩年の言葉から、「この世に起こるすべてを真向きに受けとめ、それでも愛する能力を失わないように生きていくしかない」とあとがきで述べていたこと。とても難しいけれど、とても納得させられた。2012/01/19
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