講談社文庫<br> それぞれの山頂物語 今こそ主体性のある生き方をしたい

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講談社文庫
それぞれの山頂物語 今こそ主体性のある生き方をしたい

  • 著者名:曽野綾子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062750257

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内容説明

『自分の顔、相手の顔』好評第2弾! みな真摯に生きるべく――今の日本社会は、その人なりによくやったという褒め方はせず、立場や境遇とは無関係の実績だけが問題にされる。3メートルしか歩けなかった人が、100メートル歩いたら、それはエベレストに登ったことと同じかもしれないのに……。人生に対する畏敬といとしさに満ちた、エッセイ「自分の顔、相手の顔」第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むん

1
豊穣の中で幸福を感じられない日本人。子供に対しては人権意識で甘やかし過ぎるよりも、社会の秩序と不条理、そして愛を教えるべき等、言い難い本音を経験を基にサラッと言っていて気持ちが良い。同感と思うことが多々あるけれど、僕にはこの本音を共有出来る人は少ないなぁ、僕の世代は豊穣の中で満足や幸福を感じられない世代なのだなとちょっと寂しくなった。曽野さんみたいに外国から日本を見ることは出来ないので、貧乏キャンプや貧乏山歩きで日々の幸福を感じようと思った。2014/05/01

ぱらーむ

0
久しぶりに再読。東日本大震災以後の言説では迷走が見られ、評判を落とした曽野氏だが、90年代末期に書かれたこの著書を読むと、実に客観的に、お茶目に、清々しい筆致で日本と世界のことを捉えている。それぞれの文化歴史に対する愛おしさが行間から溢れていて読後感がとてもいい。2013/08/18

Yamanaka Shinya

0
「人間は、自分だけはまともで、正しくて、穏当で、目があって、ぼけていない、と感じている。」 世の中の人々の多くがそうだとすれば、自分の頭はどこかおかしいと思っているのも、一つの見識かも知れない。2012/03/24

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