おはなしSDGs ジェンダー平等を実現しよう すし屋のすてきな春原さん

個数:1
紙書籍版価格
¥1,485
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

おはなしSDGs ジェンダー平等を実現しよう すし屋のすてきな春原さん

  • 著者名:戸森しるこ【作】/しんやゆう子【絵】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2020/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065216965

ファイル: /

内容説明

【物語の概要】
離婚したお父さんに連れてきてもらった、回らないお寿司やさん。小林伝は、そこで女性の寿司職人・春原さんに出会います。しかし伝は、クラスメイト・海江田美緒が将来寿司職人になりたいといったとたん、「それ、無理じゃね?」と夢をすぐさま否定されたときに、勇気を出して声をあげることができませんでした。そこで春原さんのお店・寿司春へ、海江田さんもいっしょに、つれていってもらうことにしたのです……。

【シリーズ「おはなしSDGs」の特色】
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし作品です。「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた児童小説として楽しむことができます。
・実力のあるイラストレーターによる挿絵が多数掲載され、確実に物語を読み通す手助けとなります。
・各巻とも、SDGsが掲げる17のゴールのうちの一つがテーマとなっており、いま世界が協力してその目標に向かわなくてはならない理由が自然と理解できるストーリーが展開されます。
・本文中に、物語とリンクさせるかたちで、関連する図表、グラフ、年表などが入ります。さらに、各巻の巻末で、テーマとしたSDGsのゴールについてくわしく解説しますので、テーマ学習の教材としても使用できます。
・SDGs全体について解説する「総論編」も刊行します。さまざまなゴールをテーマにした物語と、「総論編」を併読することで、SDGsについての理解がさらに深まるように設計されています。
・80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。

【シリーズ「おはなしSDGs」のラインナップ】
総論SDGsとは何か(那須田淳)/貧困をなくそう(安田夏菜)/ジェンダー平等を実現しよう(戸森しるこ)/安全な水とトイレを世界中に(石崎洋司)/エネルギーをみんなにそしてクリーンに(森川成美)/つくる責任つかう責任(小林深雪)/気候変動に具体的な対策を(楠木誠一郎)/海の豊かさを守ろう(佐藤まどか)/陸の豊かさも守ろう(吉野万理子)/平和と公正をすべての人に(小手鞠るい)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

81
絵本「しかくいまち」の戸森しるこ著。シリーズおはなしSDGsのジェンダー篇。すし屋の職人、大相撲の土俵、歌舞伎役者も女人禁制と永らくされてきた。コハダ、ナカズミ、コノシロと成長するにつれて名前が変わる出世魚もいれば、アマエビのように成長と共に性別を変える生物もいる。スチュワーデスがキャビンアテンダントに、看護婦は看護師に、保母さんは保育士さんに、時代と共に呼び名が変わるように、女性すし職人っていう呼び方もいつの間にか変わるのでしょう。そして人々の意識も世の中も変わっていくといいですね。2020/12/28

けんとまん1007

66
ユース向けに書かれているが、誰もが読むべきかなと思う。基本にある考え方・価値観はジェンダーだけに留まらないものがある。一人の人としての存在意義。自分の価値観を大切にしながら、一呼吸時間をおいて、相手のことを考えてみる習慣をつけること。いったん、受け入れて考えることが癖になるといいなあ~。2023/07/07

(*'ω' *)@k_s

49
市立図書~女性の社会進出からジェンダー平等を考える児童書。寿司職人は男性が圧倒的に多く、その背景には“女人禁制“の風習がある…🤔社会進出において、日本がどれほど遅れているか、思い知らされます。ストーリーもよく、間に挟まれている図表もとてもわかりやすいです。(´-`).。oO(相撲の土俵も“女人禁制”とのこと…数年前に、とある市長が土俵で倒れた際に、直ぐに駆け付けた女性に、アナウンスがかけた言葉が、今の日本の姿と思うと憤りと落胆の思いしかありません)2022/01/04

chiaki

47
戸森しるこさんによる『おはなしSDGs』5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに、寿司職人として働く女性春原さんを通して性差別を考える。随所に“日本のジェンダーギャップ指数”や“女性の専門職従事率”、“男女間の賃金格差”など世界各国と比較したデータが掲載されており、日本のジェンダーフリー思考がいかに遅れているか顕著にあわられている。守られるべき伝統や慣習はもちろんあるが、ステレオタイプに囚われず時代に合った新しい風を通してこそ、長く守られていく伝統もあるんじゃないかな。家事は分担しよ!2021/03/18

ヒラP@ehon.gohon

42
確かに女性のすしや職人は見かけたことがありません。 ジェンダーを考えるということで書かれた本ですが、様々に考える要因を含んでいます。 離婚家庭、あだ名による嫌がらせなどからも、ジェンダーを意識することはできるかも知れません。2021/12/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16895853
  • ご注意事項