日本経済新聞出版<br> 価値づくり経営の論理―日本製造業の生きる道

個数:1
紙書籍版価格
¥2,090
  • 電子書籍
  • Reader

日本経済新聞出版
価値づくり経営の論理―日本製造業の生きる道

  • 著者名:延岡健太郎【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 日経BP(2020/12発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532317232

ファイル: /

内容説明

世界で高く評価される技術力・生産力があるにもかわらず利益が出ない体質になってしまっている日本の製造業。日本企業再生のヒントは価値づくりにある! 技術経営の第一人者が、日本製造業の生きる道を明快に解説。

目次

第1章 日本企業低迷の本質とは
第2章 価値づくりができなくなった日本企業
第3章 求められるのは独自性と顧客価値
第4章 意味的価値の論理で差をつける
第5章 消費財を強化する意味的価値
第6章 生産財の魅力を高める意味的価値
第7章 模倣されない組織能力を構築する
第8章 積み重ね技術のマネジメントで価値を獲得
終章 価値づくりに向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

木ハムしっぽ

5
機能的価値ではなく意味的価値を追求することが日本のモノづくり企業には必要だと。技術を積み重ね、擦り合せで商品を開発していく事を得意とする日本のメーカーにとっては啓示となる本書。確かに、機能的価値に拘るだけでは過当競争に巻き込まれるだけで利益には繋がり難いはず。実践にどう活かすかは自分なりに考える必要がある。2022/10/29

まさやん80

3
商品機能を上げることではなく、顧客の潜在ニーズにこたえる価値のある商品を作っていくことが日本企業に求められている。積み重ね技術により擦り合わせ型商品を作っていくことは、むしろ日本企業が得意とするところであるが、機能重視で来た企業がどのようにして変革していくかは述べられていない。あげられた事例をベースに自分で考えていくしかない。良くまとまった好著だと思う。2014/08/10

akiapa2

1
日本製造業は機能的価値ばかりを追求した結果、過当競争、過剰スペックのジレンマに陥り競争力を失った。意味的価値をベースとした価値作りが必要と説く。生産財において意味的価値を生み出すには顧客を徹底的に知り、深層の価値基準を理解すること。意味的価値を中核にした商品開発には権限移譲により強いリーダーシップを可能にするコンセプトリーダーの必要性を提言。顧客価値の基盤は技術。時間をかけて育てた積み重ね技術は模倣が難しい。コア技術を継続的に蓄積するには様々な商材に意識的に活用する勝ちながら育てるマネジメントが必要。2021/06/19

Jiemon

1
顧客の声を忠実に反映しただけの商品は一流でない。顧客が要求しない商品を、顧客が喜ぶだろうことを想像して提案する。一流のシェフはお客様に「どのような味にしましょうか」と聞くことはないの例えはなる程。(p154)意味的価値を付与しなければ、技術革新を続けることはできない。機能的価値だけを高めていると顧客ニーズの頭打ちになってしまう。(p170)ある企業に「強い技術がある」と言うのは「経験豊かで優れた開発・設計能力を持った技術者がいる」という点が重要な位置づけになっている。技術の蓄積は人。(p252)2015/04/22

Kunitoshi Yonekura

1
ものづくりから価値づくりへ。その価値も機能的価値ではなく意味的価値を創造しなければならない。そのためにはコンセプトリーダーの育成と意味的価値を損なわない企画プロセスが必要だ。2015/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4021512
  • ご注意事項

最近チェックした商品