血染めの鍵

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血染めの鍵

  • ISBN:9784846016869

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内容説明

新聞記者ホランドの前に立ちはだかる堅牢強固な密室殺人の謎。英国仕込みの探偵小説を多数発表した松本泰(論創社より『松本泰探偵小説選』1~3巻が発売)、大正時代に『秘密探偵雑誌』へ翻訳連載されたエドガー・ウォーレスの本格ミステリが新訳でよみがえる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥栄司@がんサバイバー

24
「あの密室トリック」を世に送り出した、記念すべき作品である。ヴァン・ダインや横溝までもが、本作品をインスパイアしていると言われれば、更に感慨深さを感じるのである。密室殺人が題材だが、トリックに偏重せず、ウォーレスらしく恋愛ありサスペンスありと物語を終始動かすことで、読者を飽きさせることはない。物語中の色々な要素が、終盤で事件にしっかりと絡んでいたことがわかり、読み応えは十分だ。「あの密室トリック」に加え、「ある死体処理」も書かれており、本書は本格ミステリにとってある意味で始祖と言っても過言ではあるまい。2018/06/09

nac

3
★★★⭐︎2022/10/16

ホン

2
面白い、第一次世界大戦後のロンドンが舞台。解説には密室トリックの後の推理小説への影響を強調しているが全体としての構成も素晴らしくロマンスもありで次から次へと畳みかける展開がたまらない。2018/04/17

よだみな

0
いや、犯人、ほかにいないでしょ2022/07/26

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