内容説明
旅行作家の菊地文彦が、東京の自宅で刺殺された。直前に岩手県の宮古へ取材に行ったことが判明。捜索にあたる十津川警部は、相棒の亀井刑事と宮古へ向かう。菊地が訪れた姫川村の寺で、砕かれた石碑に“列”という刻字を見つける。東日本大震災で破損しただけでなく、故意に粉砕したと感じた十津川は、石碑の由来を調べ始める。第二次大戦の特攻作戦に繋がると睨んで鹿児島へ飛ぶが……。特攻隊員の妻の命の叫びが、現代の殺人を呼んだ!? 岩手と鹿児島を舞台に描く戦争&旅情ミステリー。書き下ろし。
目次
第一章 「ある墓碑銘」
第二章 烈女の墓
第三章 昭和二十年三月十二日三浦大尉大義に死す
第四章 昭和二十年二月十二日最初の出撃命令
第五章 死なないで下さい
第六章 天皇陛下への手紙
第七章 愛と死と特攻と
終章 二人に捧げる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桂 渓位
5
現代で殺された男と、戦争の悲劇が絡み合うトラベルミステリーの筈なんですが、トラベル感はほぼありませんね✨ 無理矢理、十津川さんを出している感じがするのは、大人の事情でしょうね(^^; 最後、どんなまとめ方するのかと思いきや、力尽きた感のある幕切れでした(苦笑) 2020/12/19
Daisuke Oyamada
1
https://190dai.com/2022/01/31/私を愛して下さい-十津川警部シリーズ-西村-京太/2022/01/30
おさむん
1
★★☆☆☆ 十津川頸部シリーズである必要はないですよね。トラベルミステリーでもないし。西村京太郎氏の戦争観は強く伝わってきます。 2021/04/02
たかひー
1
★ 十津川警部シリーズである必要ないのでは。読み疲れた。2021/10/04
yukiz
1
こんな内容を書く方なんだ、というのが読もうと思ったきっかけ。 実際にあった話なのかな。 今の時代もありそうな話です。