サーストン万華鏡 人と数学の未来を見つめて

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サーストン万華鏡 人と数学の未来を見つめて

  • ISBN:9784320114371

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内容説明

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ウィリアム・サーストン(1946-2012年)は,幾何学に大きな足跡を残した数学者である。1982年に3次元多様体の研究に対する貢献でフィールズ賞を受賞し,(ポアンカレ予想を含む)幾何化予想を提唱したことでも知られている。
サーストンは生前,幾何化予想を万華鏡にたとえた。色を8種類の幾何構造,細片を多様体のピース,鏡映模様を幾何学的ピースに分解された3次元多様体に。万華鏡を一振りするたびに新しい多様体が生まれる。
サーストンはその独特の感性で,どのような数学を描いたのか。そして,数学の理解と伝承の困難さに向き合ったとき,数学の進展についてどのような示唆を与えたか。
豪華な著訳者陣が,多様な角度からサーストンの数学観を紐解く。そこには,人の心理と切り離すことのできない数学の営みが,鮮やかに浮かび上がるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こたろう

2
フィールズ賞受賞者のサーストンの数学への考え方や活動の仕方、研究内容について書かれた本。半分は、数学の専門知識がなくても読める。半分は、専門知識がないと、難しすぎる内容。一流の研究者であったと共に、数学の発展や、数学者育成にまで気を配っていたということが、垣間見れた。今まで、ポアンカレ予想の本を読むときに、必ず名前が出てたけど、サーストン自身については詳しく知らなかったので、とても面白かった。2章と11章だけでも読んでみて欲しい。2020/11/24

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