内容説明
2千年にも渡り日本人の信仰の中心であり続ける伊勢神宮。そこには、日本人ならではの文化、暮らし、そして「生き方」の源流がある。
本書は、伊勢神宮に奉職30年の現役神官が、神道の本質をひもときながら、そこに息づいている独特の世界観、宇宙観、人間観を探る。
「神道的生き方」にこそ、今と未来を生き抜くヒントがあふれている。
*目次より
◎ 神道の知恵は日本人の暮らしに根ざしてきた
◎ 日本人は無宗教でなくあらゆる信仰を受け入れる
◎ 参拝はおばあちゃんに会いに行く感覚でいい
◎ 神道の基本は、罪や穢れを祓い清めることにある
◎ 人は誰でもそのままでパーフェクトな存在
◎ 神さまからの直感を受け取るための心得とは
◎ 私たちの世界と神々の世界とは相通じている
◎ 今どう生きるかが未来のすべてを創っていく
◎ あたりまえの日々を大事にするのが「神道的生き方」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまね
22
伊勢神宮に30年奉職されているお言葉の重みを感じる読書の時間でした。『作法よりもおじいちゃん、おばあちゃんに会うような気持ちでお参りください。』というお言葉に深い慈愛を感じました。また、伝統を繋げていくことの大変さとその努力の一端を垣間見ることもできました。伊勢神宮へのお参りはずっと憧れていたのですが、正装をしてきちんとした状態でないとお参りしては失礼ではないかと思って控えていましたが、こちらの本のお陰でお参りさせていただく背中を押してもらった気がします。心から感謝申し上げます。2020/12/10
dai267712
6
伊勢神宮好きにはもってこいの一冊。凄く前向きになれる本でした😊2021/03/16
めだかとモス
3
日本人に生まれてよかった。神道とは、宗教ではなく信仰。人は本来は、神の分身でパーフェクト。神社はそれに気づかせてくれる。そして、その後ひらめきがやってくる。西洋の一神教は、人は原罪で悔い改めよ、とは大違い。ただ、はらい清める。神道とは、日本の神々の存在を知覚することによる感謝と直感の信仰!伊勢神宮に行きたくなった。2024/01/28
PARO
1
お賽銭は無理のない金額でよい。お賽銭は神社で多くの人のために寄付ができること。神社は日常の疲れやストレスなどを浄化してくれる。神社は、おじいちゃんとおばあちゃんと孫のような関係。ハイパーソニックエフェクト。2023/11/16
munchama
1
外国人に対して神道をどう説明すればよいのか、また自身が神社参拝することの意味や日々の過ごし方について分かりやすく説明されている。日本人は無宗教ではない。神道があまりに身近すぎて気がついていない、また神道は宗教ではなく、信念。生きる上での心の拠り所となるものという説明に腹落ちした。2022/12/25