ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか

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ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか

  • 著者名:高松平藏【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晃洋書房(2020/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784771034310

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内容説明

いじめ、体罰、ギスギスした人間関係、崩壊する地域社会…日本で起こる様々な問題を、 ドイツ在住ジャーナリストが、この国の視線で一度考えてみることをずばり提案します! 「部活」ではなく地域のスポーツクラブにて、老若男女がともにいきいきとスポーツを楽しむドイツのスポーツ文化とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずぼう

37
日本の部活は、やはり勝利至上主義なんだろう、強く、上手くなければ価値がない。楽しんでたら駄目真面目に練習しろ!となる。対してドイツでは、スポーツは余暇を利用し楽しむものという考え。それでいてサッカーワールドカップなどは強いし、大企業のBMWなどもある。日本も働き方や部活改革してかないとだめかな。2022/06/17

りょうみや

26
ドイツに深く根付いているNPOスポーツクラブの話題。学校と教師は学業に特化しているので部活がない、子供たちは地域のスポーツクラブで世代間交流、学校の卒業に縛られることはない、しごきやいじめも起きにくい構造、そもそもスポーツクラブは社交に大きな役割。良いところのみを抽出すればこのようになる。生徒、先生、地域にとって日本の部活よりもこちらの方が健全な在り方だと思える。2022/01/30

ケディーボーイ

25
ドイツにはNPO(非営利組織)としてのスポーツクラブが多い。(日本の全NPO(5万2000)より多い9万)学校内の組織である「部活」はその学校関係者のみが所属する。一方でドイツのスポーツクラブは社会全体の中にあり、老若男女誰でもメンバーになれる。日本のように学校の中だけで完結していない。スポーツが社会的・公共的なものとして捉えられているらしい。たしかに日本では社会人になってからスポーツをやることは少ない。というよりSNSを除けば会社以外でのコミュニティが極端に少ない気がする。 だから逃げ場がないのか2021/05/24

出世八五郎

25
日独文化比較。この30年、先進国の中で日本だけ生産性が上がらず、賃金が下がり続けている。戦争で根性を強制し敗戦し高度経済成長で成功を掴んだが、未だに国民に根性を強制しブラック企業をのさばらせ、霞ヶ関のブラック勤務を当然としている。まず、ドイツのように老若男女スポーツを楽しむ為の条件として日本国民が余暇有給休暇を当然の権利とした空気を持たないと、ドイツのようにはなれない。文化が違うとはいえ、古来日本は先進国から学んできた。良い処は換骨奪胎してでも取り入れ、悪しきは改めない限り、日本の再生はない。2021/03/03

ガミ

21
ドイツと日本におけるそれぞれの「スポーツのあり方」をドイツで暮らす著者が比較しながら日本の課題や現状をまとめた書です。余暇的なスポーツには個人的には大いに賛成しているため、ドイツのスポーツを読んでいると羨ましく思えました。ドイツにいじめが発生しにくいというのは、本当なのかと疑問には思いましたが、そのようにする環境については一部納得でした。歴史的なものや思想的なものがあるでしょうが、日本もスポーツや教育の場でものびのびと生活できる世の中であれば働きやすくなるのでしょうか。2022/03/14

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