講談社文庫 釧路・網走殺人ルート

著者名：西村京太郎【著】

講談社（2020/12発売）

• ISBN：9784061848559

内容説明

公金横領の上に、殺人者の汚名まで着せられた会社員の逃亡ドラマ！　逃亡者の陰の真相を追う十津川警部――会社の金１億円を持ち出して、北海道に逃走した古谷は、寝台急行の車中で愛人と合流するが、そのときすでに愛人は、何者かに殺されていた。古谷は、横領犯に加え、殺人犯の汚名まで着せられる。なおも彼を追い詰めてくる、謎の男の正体は？　そして意外な真相とは？　十津川警部らが北海道を駆ける長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[エヌ氏の部屋でノックの音が・・・]

「勝手に列車祭」第１４０弾。この本は２冊あり文庫コレクション２６７冊目であった。１９９１年　２月１５日　初版。いきなり札幌からであった。１億円横領の犯人の回想から始まり、「あ、この人嵌められるんだ」とおもったがその通りであった。１億なぞ屁でもない５０億を使い込んだ黒幕に小悪党が絡み深みに嵌っていく。やはり悪党はこざかしいと読みながら思う。日本一忙しい警部コンビが北海道内を色々めぐる。

2016/11/29