内容説明
アルプスを望む列車で誘拐犯と十津川が対決! ――実業家の愛娘が、学校から、迎えの外車とともに消えた。そして数時間後、父親に、1億円の身代金を要求する電話が来る。やはり、巧妙な誘拐事件だった! 翌朝、現金を持った父親は、犯人の指示通り、新宿駅から急行「アルプス号」に乗り、十津川警部らもひそかに後を追うが、展開は意外や……。旅情推理の白眉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
「勝手に列車祭」第144弾。この本は2冊あり文庫コレクション275冊目で長編であった。 1991年 7月15日 初版。。大金持ちの子供が誘拐され、娘の無事を確認して、鉄橋から身代金を落とすところまでは御馴染みの手法かと思ったが、大金持ちのお父さんが殺させる。ここで吾が日本一忙しい警部は悩んでしまう。2017/01/01
Taito Alkara
6
警察の業務がたんたんと遂行されていく中、彼らのプロトコルはこんなにも甘いのかと疑問に思ってしまった。2017/06/23
トモヒロ
2
初めて読んだ西村京太郎の小説とある良家の娘が身の代金目的で誘拐される事件 犯行は巧妙で複数人によるもの そして身の代金の受け渡しは指定された時間に電車から投げ捨てろというとある映画を連想されるストーリー自体は引き込まれるが、正直言えば感情描写が少なく、とにかく文章が淡々とし過ぎて面白みに欠けました2014/08/07
二分五厘
1
1990.6.20