文春文庫<br> 花影の花 大石内蔵助の妻

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文春文庫
花影の花 大石内蔵助の妻

  • 著者名:平岩弓枝【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2020/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167916176

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内容説明

赤穂浪士・大石内蔵助の妻、りく。
忠臣として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻にスポットライトを当てた、影の「忠臣蔵」。

討ち入り後、りくは遺児となった大三郎とともに生きるが、その生涯は哀しいものだった。赤穂に嫁ぎ、夫を支え、そして夫亡き後は忠臣たちの遺族のもとをまわるなど、最期まで武士の妻であった。そんなりくの人生を平岩弓枝が鮮やかに描き出した傑作長編。涙なくしては読めません。


第25回吉川英治文学賞受賞作。

※この電子書籍は1990年に新潮社より刊行され、文藝春秋より2020年12月に刊行した文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

元気伊勢子

6
平岩氏の細やかで美しく、優しさと細やかさに溢れた文章がとても素晴らしく、一気に読んだ。りくは、夫亡き後、子供達を立派に育てなくてはと奮闘する。優秀な両親と兄のプレッシャーに押し潰されて、酒浸りになる大三郎が気の毒だった。2022/01/15

うさみみ

4
大石内蔵助の妻、りくのお話。 お嫁に来て、いろいろありながらも穏やかに暮らしていたが、殿である浅野内匠頭が刃傷沙汰。それ以降混乱に巻き込まれていく。という内容。 長男の主税が討ち入りに参加するあたりは涙なしでは読めません!我が家にも15歳の息子がいるので、重ねてしまいました(涙)読むのが辛かったです。 (歴史通の息子に話したら、「それ、昔なら当たり前だからww今とは価値観が違うのwww」と鼻で笑われましたが。。) せっかく生き残り再び武士になれたのに、やさぐれている大三郎も切ない…。 2021/02/18

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