webアクションコミックス<br> ふつうのきもち 1

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webアクションコミックス
ふつうのきもち 1

  • 著者名:いがらしみきお【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 双葉社(2020/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575945805

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内容説明

「少年の心象風景を描こうと思ったんですが、こんなにむずかしいとは思いませんでした。今までで一番苦しんだ作品かもしれません」とは著者の談。webアクション連載中にコロナ禍となり、主人公ヒロくんもその渦中に。たいせつな「ふつうのこと」がとても心に沁みる巨匠いがらしみきおの意欲作です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

23
少年の目から見た、日常の中の「普通のこと」を描く。そんな「普通のこと」に、頬が緩んだり、癒されたり、ウムムと考えさられたりするのはどうしてだろう。それは私達が「普通のこと」に鈍くなっているからだ。誰かから見られていることに気付き、今度は自分が誰かを見ていることに気付く。あたりまえにあった場所がなくなったことで、あたりまえにあることの安堵感を知る。そんな日常の「普通のこと」を、私達は主人公の少年によって思い出すことができる。2018年に連載が開始された本作は、2020年になって、(つづく)2020/12/30

ふじ

21
今回の主人公は小学生の男の子。ぼのぼのも楽しいけど、男児の素朴な着眼点の毎日も、普通なはずなのに感性が鋭くて面白かった。ずっと読んでいられる。しかし、そこは最近の作品。コロナが到来し、そしてコロナ禍の日常で物語は終わってしまう。それでも毎日は続くのだ。大人向け媒体での連載だけど、ヨシタケシンスケあたりが好きなら小学生でも読めそう。2021/10/05

オジャオジャ

2
正月より大晦日の方が好き←分かる分かるとなったり知らないことがどこかで起きてそれが何かを分からないまま終わると言う不思議さなども分かる分かると共感しながら読めた。幼少期に不思議に感じていたけど言語化はして来なかった感情をマンガ化してもらえて救われたと言うか何と言うか不思議な気分になった。コロナウイルス編はちょっとノイズだったかな。ご時世的に入れるのは分かるけどふつうのきもちと言うタイトルならばそれらを無視して普遍的な日常のまま物語を終わらせていたらもっと善き作品になったのになと感じた。2021/12/07

なつのおすすめあにめ

1
一般意思を、ふつうのきもちと変換しているのさすがです。2021/01/01

maa

0
小学生の頃の日記が出てきて読み返したときに、その心の動きひとつひとつがとても新鮮に感じられたことを覚えている。そのときのような感情を思い出した。自然の美しさや日常の面白さに一つ一つ心を動かすことはとても人間的な行為だと思うのに、なんで大人になるとどうでもいい感情にさいなまれて美しさや面白さを忘れていってしまうのだろう。あとがきでぶっちゃけた物言いに対してのウンザリ感があって、「一般意志」を漫画にしようという話があった。それを読んだあとにもう一度読み返したいなと思ったけど、まだ読めていない。2021/03/14

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