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内容説明
「七色いんこ」とは、舞台芝居の代役を請け負う天才役者にして、劇場荒らしの泥棒の名前。しかし彼は、30年前の最後の舞台で姿を消して以来、その消息を知る者はいなかった……。
ところが平成が終わろうとしている時に、突如、「七色いんこ」が謎の復活を遂げたのだ。果たして平成の「七色いんこ」は、昭和の「七色いんこ」と同一人物か? それとも彼の名を騙る、ただの模倣犯なのか――?
演劇を愛していた手塚治虫の大傑作『七色いんこ』を、石田敦子が華麗に翻案! その上、作中で演じられる芝居はすべて手塚作品(ブラック・ジャック、火の鳥、紙の砦、リボンの騎士、七色いんこ)という、極上のトリビュート舞台、開演!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harutamano
6
手塚治虫さんの演劇好きから生まれた昭和の漫画「七色いんこ」、それを軽やかにオマージュ。手塚漫画が読みたくなるし、舞台好きにはグッとくるのでは。手塚漫画と舞台へのガイドブックとしてよいかも。2019/08/20
しのつき
2
原作も読んでみたくなるおもしろさだった。絵がきれい。2019/08/28
キイチ
1
七色いんこが好きなので、買ってみた。 今のは私には合わないようで、内容が頭に入ってこなかった。 この方のオリジナル作品を読んでみたい。 絵柄と構図に必要がありそうだ。2019/08/03
NORA
0
原作(七色いんこ)から数十年後の物語であり、作中でいんこが演じる舞台はすべて手塚作品を元にしているという、オマージュ感あふれる一作。石田敦子の絵柄はクセがあり場面によっては何が起きているか分かりづらい部分もあれど、舞台描写には力が入っており、題材にもマッチしているように思う。ラストに明らかになるいんこの正体の解釈もこれはこれでアリ。一方、今作のいんこは「盗まない」ので、原作の持つコンゲーム的な要素は大幅にスポイルされており、好みが分かれるところだろう。2020/04/13