内容説明
隠蔽された事故原因の証拠を探し出せ――。 キャピタル自動車社員のエンジニア・藤沢美希は、工場勤務から役員秘書へ突然、異動の辞令を受ける。理不尽に思いながらも、新しい上司、専務・谷原勇人の正義感溢れる姿にやりがいを見出していく。やがて経営陣が主力車種「バレット」の事故原因を隠蔽していると疑った谷原は、美希に調査を依頼するが……。社員たちの熱い真摯な想いが奇跡を起こす! エンタメ企業小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
51
大手自動車会社に勤める主人公が、リコールを隠蔽しようとする経営者達の不正を暴いていこうとするお話。池井戸潤さんの企業小説程ではないですが、それなりに楽しく読めて、結末も爽快でした。 2023/03/31
サイド
13
モノづくりをする以上、ハードもソフトも不良が出るのは仕方がない部分もある。問題が起きてからどう対処するかで、人間や会社の本質が問われるんだなと思った。利益も確保する必要があって難しい部分だけど、真摯に向き合いたい。生産ラインの描写はリアルで、工場実習を思い出した。2021/02/28
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5
本作がデビュー作だそうで。熱いなぁ、主人公の正義感が眩しいなぁ。 グローバル企業を舞台でこのセキュリティ、このコンプライアンスは無いだろう、という違和感は、話がどんどん荒唐無稽になっていくに従いどうでもよくなって、最後は正義の勝利にただただ喝采を送る。 あと、中途半端に正体不明な真柴秘書室長の「自分はダメだって思ったときに人は成長している。自分はデキると思っている人間に伸びしろはない」というセリフには思わず頭を垂れてしまいました…。仰る通りだと思います。ナマイキ言ってごめんなさいです。2020/12/28
minu tanu
3
初めての作家さんでデビュー作。フラッグシップ車のリコールを隠蔽しようとする上層部と阻止せんとする主人公達。ご多分にもれずご都合主義なところはありますが、車に対する情熱と誇りを丁寧に描写しており楽しめました。2021/07/26
べんぞう
2
非常に読みやすくサラサラと読了。藤沢のキャラクターはあまり好きにはなれなかったが、周りを巻き込む力や行動力は勉強させられる。2024/06/17
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