金融から学ぶ会社法入門

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金融から学ぶ会社法入門

  • 著者名:大垣尚司
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 勁草書房(2020/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 1,200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326403271

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内容説明

初学者やビジネスマンが会社とは何かを理解するため、まず個人事業、組合、設立につき定款例を題材に手続的な条文をフォローし、その後経営とガバナンス・事業拡張とファイナンス・事業承継・上場・MA・企業再生等を企業活動や会社の発展段階をイメージしつつファイナンスにも言及し関連する法の規定を通説・判例に従って解説する。

目次

はじめに

参照基本書等
脚注の表示
法令等略称
テーマ別目次
 1.株式評価の話
 2.会社訴訟の話
 3.数式一覧
 4.図表一覧
設問キャスト紹介

第1講 イントロダクション
 1.事業をするための器としての会社
 2.会社と会社法
 3.会社法はどんなときに必要か
 4.二分論から企業生態系へ
 5.法と経済学的な視点

第2講 事業を企画する
 1.事業
 2.起業
 3.ビジネスモデルの確定
 4.事業計画書の作成

第3講 会社以前:個人事業と共同事業
 1.自分でやる:個人事業主
 2.いっしょにやる:パートナーシップ(組合)契約
 3.判例学習

第4講 株式会社を作る
 1.なぜ会社にするのか
 2.会社の種類を選択する
 3.株式会社とはどんな会社か
 4.株式会社を作る
 5.会社の設計図:定款
 6.出資
 7.設立時取締役の選任
 8.設立の登記
 9.設立や開業の準備
 10.会社設立とトラブル
 11.判例学習

第5講 定款を読む:株式会社をざっくり理解する(1)
 1.総則規定
 2.機関構成
 3.株式に関する規定
 4.株主総会に関する規定
 5.判例学習

第6講 定款を読む:株式会社をざっくり理解する(2)
 1.取締役に関する規定
 2.取締役会に関する規定
 3.監査役に関する規定
 4.計算に関する規定
 5.設立時に関係する事項
 6.判例学習

第7講 会社を経営する(1):権限委譲
 1.経営
 2.権限委譲の構造:デレゲーション(delegation)
 3.取締役会・業務執行取締役への権限委譲
 4.使用人への権限委譲と組織
 5.権限委譲と取引安全の確保
 6.【補論】役員と使用人の関係
 7.取締役・使用人の不法行為と会社の責任
 8.独立した補助者:代理店等の利用
 9.判例学習

第8講 意思決定手続の瑕疵【会社訴訟の話(2)】
 1.株主総会決議の瑕疵 ⇒ 会社訴訟
 2.取締役会決議の瑕疵 ⇒ 一般訴訟
 3.瑕疵のある決議に基づいて行われた行為の効力
 4.判例学習

第9講 会社を経営する(2):資金繰り
 1.資金調達の基本:エクイティーとデット
 2.経常資金の調達:商業ファイナンス
 3.会社債務と役員債務の一体化
 4.判例学習

第10講 経営者の義務と責任
 1.会社の経営を預かるということ:取締役の義務
 2.最善を尽くす義務(狭義の善管注意義務)と経営判断
 3.利益衝突を避ける義務:忠実義務
 4.経営の監視義務:コーポレートガバナンス
 5.取締役の任務懈怠と責任
 6.取締役の第三者に対する損害賠償責任
 7.判例学習

第11講 会社を経営する(3):会計と決算
 1.会社のコックピット:会計
 2.決算をする
 3.会計参与
 4.剰余金の分配
 5.判例学習

第12講 事業を拡張する(1):非公開会社のエクイティー調達
 1.ファンディング・ラウンド:会社成長のステップ
 2.成長資金の調達(1) 直接発行による増資
 3.種類株式の利用
 4.判例学習

第13講 事業を拡張する(2):デット調達ほか
 1.借入金と財務レバレッジ
 2.成長資金の調達(2) 銀行借入れ
 3.成長資金の調達(3) 社債
 4.成長資金の調達(3) 新株予約権付社債(転換社債)
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

70
700ページを超える分厚い本で、最初から通読するのは大変なので、実務的な設問が150題くらいあったのでそれを中心に読んでいきました。書かれた方が金融の実務家であるせいかわかりやすくまた判例なども最近のものが多く参考になりました。実務家向けのいい本だと思います。2017/09/02

Haruka Fukuhara

8
金融という視点からの本であまり教科書らしくないということもあって、試験のために勉強させられている感が薄く、何度も読み返すのがあまり苦にならない。それでいて会社法の教科書ではあるので試験勉強になっている、という意味で自分にはありがたい本。FBで著者自ら読者向けに最新情報を発信してくださっているのもありがたい。2017/09/11

Haruka Fukuhara

6
分厚く重厚な本だけど、レファレンスが充実していて読み進めやすい印象。神田先生や江頭先生の本を読んだうえで、もしくは並行して読むと会社法理解に新たな光を当ててくれる感じで参考になるのではないかと思う、と言いつつ江頭先生の本はまだ全然読み終えられそうにないですが。でもあちらの本もまた分厚いけどとても興味深いですね。学部時代に敬遠してたのがもったいなかった。2017/07/18

ふら〜

0
会社の一生を例にとりながら、資金調達面を強調した会社法の解説。ページ数は多いものの読みやすい。良い会社法の復習になりますな。2018/03/17

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