内容説明
★「うちの子、発達障害かも?」
と不安になったら読んでください。
▼「ABA」(応用行動分析)で、「できないこと」を乗り越えましょう
▼コミュニケーションが取れるよう親子でトレーニングをしてみましょう。
▼駄々をこねるときには……
▼スケジュールを絵や記号にしてみましょう
▼「療育」の受け方とは
小児科クリニックのカルテから。
「うちの子、発達障害かも」と思い詰めて、診療所を訪れる親御さんが増えています。でも発達障害の診断ってとても難しいんです。本書は、発達障害の疑いがあるお子さんとどう向き合えばいいのか――と悩む、お父さん、お母さんの「はじめの一歩」を支えたくて書きました。焦らないでください。人間の成長ってゆっくりです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
5
専門医ではないけれど、発達に関して受けてきた相談をもとに、判断の難しい発達障害の線引きや療育への案内、専門機関への紹介を行ってきた小児科医による本。実際の子どものエピソードの章のあとに、発達障害やABAについての説明の章があり、読み進めていきやすい。ABAや感覚統合など、療育で取り入れられている方法が簡単にではあるが紹介されていて、参考になった。自尊感情を持てる人間に、うつ病などの二次障害を被らないように、もっと簡潔にいうなら生きづらさを減らせるように、という所に焦点を当て続けることが重要かなと思った。2020/11/30
多分マグマグ
3
発達障害のあれこれ。私自身も発達障害を背負っていると思うので、こういうの参考になる。世の中はいろんな人がいるから、いろんな対処法を覚えておくと生きやすくなる。具体例が多いので、発達障害について詳しくない人も読めると思う。2022/09/28
ときどきぷろぐらま。
2
娘が2歳ごろから発達の遅れを指摘されてから、10年以上になる。未就園児の時は行政のサポートがたくさんあったけど、小学校あがった途端になくなって。その時に、医療につながるという発想もなく。日常のことはできるけど、LDのために、色々と不安。こんな先生に出会えていたらなぁ…と、ほんと思った。2023/07/29
COPEN
1
すごく参考になった。 わかりやすく、ちょっとうちの子が心配だという親や教員に読んでもらいたい本でした。2020/12/21
伝書鳩
0
星1つ。著者の本は、子供を持つ親としては、一読に値する。いろんな知識を得られる。特に男親は、子供のことをわかっているようで、女親に比較すると知らないことが多い。女親は障害児を持つと、神経が壊れるくらいになるので、男親はしっかりフォローする必要がある。そのためにも著書は読んで知識を得ることで、女親とコミュニケーションを図れるし、育メンにも一歩踏み出すことができる。2023/10/08