ちくま学芸文庫<br> 近代日本思想選 九鬼周造

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ちくま学芸文庫
近代日本思想選 九鬼周造

  • ISBN:9784480099822

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内容説明

〈媚態〉〈意気地)〈諦め〉という三つの契機から、日本的美意識「いき」の構造を解明した九鬼周造。ハイデッガーやベルクソンらに師事し、豊かな方法的視座を身につけたこの哲学者にとって、人と人とのめぐり逢いの謎は、自身の実存ともあいまって生涯を覆うものであった。「偶然性」の哲学の誕生だ。のちにそれは、日本文化論における「自然」の思想においてひとつの帰結をみる。没後、時代ごとに異なる光が当てられてきた九鬼の哲学。本書は、自伝的エッセイからヨーロッパでの講演、人生観、晩年の詩論まで、その全体像と独創性を一冊で提示する。

目次

Ⅰ 自伝的エッセイ
根岸
岡倉覚三氏の思出
藍碧の岸の思い出
回想のアンリ・ベルクソン
岩下壮一君の思出
Ⅱ 九鬼哲学の出発点
時間の観念と東洋における時間の反復
日本芸術における「無限」の表現
Ⅲ 「いき」の哲学
「いき」の構造(抄)
Ⅳ 実存哲学の受容
実存哲学(抄)
ハイデッガーの哲学(抄)
Ⅴ 「偶然性」の哲学
偶然の諸相
偶然性の問題(抄)
Ⅵ 九鬼哲学の全体像
人生観
哲学私見
人間学とは何か(抄)
Ⅶ 日本文化論
日本的性格
風流に関する一考察
情緒の系図
Ⅷ 文芸論
文学の形而上学
日本詩の押韻(抄)
関連論考
安田武・多田道太郎『『「いき」の構造』を読む』より
坂部恵『不在の歌──九鬼周造の世界』より
マルティン・ハイデッガー『言葉についての対話』(高田珠樹訳)より
天野貞祐『をりにふれて』後語
解題
解説
九鬼周造年譜

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