内容説明
新しい学校のあり方として定着しつつある「チーム学校」として、災害や虐待・性暴力被害などによる、多様なトラウマが背景にある子どもたちを支援する方法を解説した。面接時のポイントや、平時からトラウマに配慮する学校づくりの方法、児童相談所との連携方法などを、スクールソーシャルワーカーや公認心理師という、新しい職種の役割も踏まえて、第一線で活躍する執筆陣が解説している。事例や図解を用い、実践的な書とした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
5
基礎から実戦まで万遍なく取り上げられていて読みやすい。一昔前の類書とは、少し雰囲気が違うのはなぜだろう。 トラウマインフォームドケアがベースにできていることによるのかどうか。一時期に比べると、緊急支援チームについての話題が減っている（事件よりは災害が多いからかな）が、最後の論文にあるように、他のDMATのように心理についても、広域的に、学校トラウマ≒子どものトラウマについて体制整備が必要なのであろう。2020/08/30
