竹書房怪談文庫<br> 第五脳釘怪談

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竹書房怪談文庫
第五脳釘怪談

  • 著者名:朱雀門出【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2020/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801924857

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内容説明

Twitter投稿企画、竹書房文庫ランキング1位 実話怪談シリーズ最新刊!

男は呟いた…「裏側にも顔があって怖かったので殺したのです」(「裏側の顔」より)

伝説の実話怪談〈脳釘怪談〉のシリーズ最新刊が満を辞して登場!
・キャンプ中に突如体験した戦慄の出来事とその顛末…「呼ばれる」
・恐ろしい夢を見てしまう禁忌の部屋では過去何が…「食人の間」
・関ヶ原古戦場で不気味な風体のものたちに出遭う…「欠けた人」
・怖い話を綴る業なのか、怪談作家や家族の身に起きたリアル恐怖譚…「ある怪談作家の家」
・無人の部屋で勝手に点いたモニター、映し出された恐怖とは…「窒息オーディション」
――などファン待望の恐怖満載、60話を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

266
朱雀門出さんの怪談は、けったいで不気味で独特な味がありまして、もう話の意味を無理に探しにいく事はやめて唯そういうものなのねと素直に受け止めるのが一番の読み方でしょうね。この蒼褪めた赤ん坊のカバー・イラストもマジで気色悪いですね。『送り先』大学二年生の押井さんは午前一時近くに知人の川北さんからの電話で起こされた。彼の依頼は車で家まで送って欲しいとの事で、以前一緒に合コンに行った時に駅まで送った事があり、今夜も同じ店の前にいて電車もタクシーもなく困っているとの事なので助けてやる事にし店に着くと彼は待っていた。2022/02/23

HANA

64
実話怪談集。著者の怪談らしく、直接的な幽霊や怪異は非常に少なめである。その代わり普通の風景を描いているようで、それでいてどこかピントの狂ったような、そんな不穏な気配の忍び寄るような話ばかり。最近の実話怪談には一周回って昔みたいにダイレクトに幽霊等を登場させている作品が多々見受けられるが、その中にあってやはりこういう雰囲気だけが高まっていく作品というのは無二の価値があるかなあ。直接驚かすのではなく、深々と寒気を与えてくるような。中には「馬超さん」みたいな一風変わった話もあるが、それはそれで面白いし。2020/12/18

こら

56
『第六脳釘怪談』読了後、直ぐ手に取ってしまった。最新作の感想にも書いたが、本当に蠱惑的不安感に取り憑かれてしまった様...幽霊は出ず、意味の解らない怪の連続で、まさに「怪談」。それだけ独特な恐怖を味わわせてくれる。「食人の間」、「エレベーターの乗客」、「パパとママ」、「窒息オーディション」、「有機臭」等意味不明度が高い程、怖い。2021/07/31

坂城 弥生

55
「ノイズ」その人に聞こえてないのが怖い。「死んでしまいたい」誰が引き留めたのか、不思議。「毒殺指南」夢と現実の境界って曖昧に思える時があるから、そういう意味で怖かった。 怪談の前に挿入されている文で、怪談の本質であったり、怪談が現代社会に適応している話なども興味深かった。2020/12/22

眠る山猫屋

53
あとがきにある本書成立秘話に苦笑。出版事情がコロコロ変わるのは仕方ないか。内容は比較的おとなしめ。第三第四も書籍しないかなぁ、この狂気に満ちた理屈の通用しない世界観を紙でも読みたい。最後の『有機臭』だけは朱雀門さんぽくなかったが、因縁の怖さは本書一番かも。2021/11/22

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