集英社オレンジ文庫<br> 星辰の裔

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集英社オレンジ文庫
星辰の裔

  • 著者名:喜咲冬子【著】/巖本英利【イラストレーター】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 集英社(2020/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086803519

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内容説明

男神と女神によって作られたという神話の島・十津島。薬師だった父の志を継ぎ、自身も薬師となった少女アサは、大陸からの先進知識が集まるというクマデの町を目指し旅していた。アサは不運にも旅の途中で、島人が馬賊と呼ぶ大陸からの侵略者の奴婢狩りに遭い、捕まってしまう…!?

目次

第一幕 馬賊と夷奴
第二幕 新しい時代
第三話 葦毛の馬
第四幕 巫の言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
薬師だった父の志を継ぎ、大陸からの先進知識が集まる町を目指して旅する少女アサ。その途中で馬賊と呼ぶ大陸からの侵略者・辰の奴婢狩りに遭い、捕まってしまったアサが皇王の次男・季晨と運命の出会いを果たすファンタジー。宦官と勘違いされ皇女の側で働くアサが巻き込まれてゆく朝児に対する根強い差別と辰の後継者争い。薬師として生きたいと願うアサの願い、それを理解してくれる季晨との出会いと惹かれてゆく想いがあって、数奇な運命が激動の展開に繋がりましたけど、乗り越えた先の信念と想いの末に導き出された結末が印象的な物語でした。2020/12/23

秀玉

22
この作家さんのNO'1作品は「流転の貴妃」らしいが、この作品もすごい。読み始めは、分かりにくさと説明が多く、これが欠点かと思ったが半分をすぎたあたりからはらはらドキドキの一気読み。私の感想は個人の思いなので、物語の詳細ではないのでご容赦を。最初は頁を何回も戻った。言葉の意味、どういう地理関係かを把握するためだ。私の大好きな作品「図書館の魔女」は地図がついていたが、この作品もそれがあれば読み易かった。島なのか半島なのか、北の南半分とか書かれても、理解が追いつかない。この物語はそこが大事なのだ。最後の結末は?2022/07/19

ぐっち

21
男装の薬師アサが、父の遺言で北の知人を目指す旅の途中で辰の国につかまり…。政治のやり取りも過去からの宿命も李晨のたたずまいもよくて、乗り過ごしそうになりながら読んだが最後の選択がオレンジ文庫っぽい。私もう昔の人なんかなあー。2023/12/02

はなりん

21
天涯孤独となった薬師のアサ。殺されそうになったり、奴婢にされたり、前半の重苦しさから、李晨との出会いから、出自の謎や恋愛、アサがどの様な選択をするのか、ドキドキワクワクしながら、楽しめました!李晨とくっついてほしかったけど。両思いなのにね。2021/04/29

豆乳くま

15
『流転の貴妃』からの作者読み。流転~はコミカルとシリアスが絶妙だったがこちらはどシリアス。辛い、過酷すぎる運命。中華風と日本風が混じった複雑でオリジナリティな世界観。薬師の父に教育され亡き後も父の意志を継ぎ旅に出たアサ。大陸からの侵入者辰国人の奴婢狩りに捕まり奴隷となってしまうが。とにかく運命が過酷、次々明かされる真実が更に過酷。辰国皇が唯一の理解者だが一緒に居られない。いてもいいじゃん、アサ、と地団駄踏みたいラストでした。2021/05/01

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