内容説明
幸福駅の災厄に十津川が名推理!! 奇妙な頼みを果たして訪ねた依頼人の部屋には、血が飛び散りかつての仲間十津川警部がいた! ――幸福駅の切符がもたらす災厄を、十津川警部が推理。探偵事務所を開いた元警官に舞い込んだ奇妙な依頼は、廃線となった北海道・幸福駅の切符を買い、駅に絵馬を掛けることだった。約束を果たし訪ねた依頼人の部屋には血痕が飛び散り、かつての仲間・十津川警部たちが居た。4つの難事件に十津川が挑む、傑作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
28
短編四作品中二本、日下刑事が主役と言ってもいいあつかいだった。日下刑事のファンの方は読んだほうがいいと思う。2018/11/16
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
「勝手に列車祭」第218弾。。。文庫コレクション426冊目。。。1997年 3月15日 初版。。。広尾線とは懐かしい所謂「愛国」から「幸福」までの切符である。一時ブームになったが、余か小学生の頃には廃線になった記憶がある。猫の血統の話も面白かった。短編4本文庫はこの本しかない。2019/02/06
星空
1
短編集2013/08/14
kenkou51
1
短編4作品(小諸からの甘い殺意、哀しみの北廃止線、北の空に殺意が走る、蔵王霧の中の殺人)『哀しみの北廃止線』では元刑事の橋本が登場し、愛国駅、幸福駅とめぐる。『北の空に殺意が走る』では日下刑事が飼うはめになったアビシニアンの仔猫が事件のキーになる。2013/04/26
TEDDY曹長
1
十津川刑事そのものではなく、十津川班のメンバー(元部下も)に焦点をあてた短篇集。プロットが良いのでテンポよく読めます。2013/02/11