- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
米大統領選で激突する「二つのアメリカ」。貿易問題よりも根深い「米中冷戦」。「ブレグジット」で分裂するEU諸国。今、世界中では大分断が進んでいる。しかも、様々な思想が入り乱れ、対立構造が非常に複雑で、わかりづらい。「右派」や「左派」の対立だけでなく、「ナショナリズム」「グローバリズム」「リベラル」「リバタリアン」など、それぞれの立場が、正直よくわからない人は少なくないはずだ。政治思想は学校でも教えてくれなかった……。そこで、駿台予備校のカリスマ世界史講師が、現代の読み解き方を伝授する。使うのは、各国の政治的・経済的スタンスがひと目でわかる「政治思想マトリックス」。これを使えば、現在の複雑な世界情勢をシンプルに整理できる。アメリカ、中国、ロシア、イギリス、EU諸国、中東、そして日本と、それぞれの地域の近代史と今が手に取るようにわかる。「国際情勢を読み解くコンパス」があれば、分断する世界のリアルな姿が見えてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
21
【良かった】グローバル⇔ナショナリズム、自由⇔平等の二軸に政治思想を落とし込んで解説する本。左派と右派って何?と思っている私でもわかりやすく読めました。日本の状況もよくわかります。2020年刊で菅首相が登場したくらいまで。2023/01/13
鯖
19
右派左派、自由と保守という二対立構造でナポレオン戦争期のフランスとイギリスに始まり、近現代史すべての世界中での対立をざっくりと説明していく本。分かりやすいんだけど、分かりやすすぎて、そんな単純なモンじゃないだろうなとなるやつ。筆者が反ユダヤで右なので、同じ造りで左な方が書いたものも比較して読むとめっちゃ面白かったろうな。…左でこういう書き方する人はあんまいないので、まあ無理。ナチの長いナイフの夜による突撃隊の粛清が日本の2.26事件だったという指摘はアーって。ハマスにはその内部粛清がなかったんだな…。2024/07/27
ももたろう
15
米中冷戦とは?EUがなぜ崩壊に向ったのか?イスラム革命はなぜグローバル化するのか?日本の政治思想史と未来は?歴史的な事実を、右寄り左寄りという軸ではなく、グローバリズム・ナショナリズム・自由・統制という四つの視点で捉えるから非常に分かりやすく、面白かった。EUやイスラム圏のことの知識はあまりなかったが、大変面白く読めたので入門書としても良いのではないかと思う。政治を学べば学ぶほど、日本の未来は暗いと感じる。2024/02/23
ようへい
14
わかりやすい本、読みやすい本の何が他とは違うのかというと、フレームワークがしっかりしている点が一つ挙げられると思います。本書は政治経済のある時点でグローバリズム(個人)対ナショナリズム(国家)を縦軸、自由対平等を横軸とする対抗軸を設定し、マトリックスで説明するものです。これはイデオロギー、価値観、世界観の違いを整理するもので、「正義の反対はまた別の正義」という言葉を思い出します。詳細な分析はありませんが、マトリックスはダイナミズムを描写するのが苦手という点を考慮しても、とてもわかりやすくて面白かったです。2021/08/20
ta_chanko
14
グローバルかナショナルか、自由か平等か。この4象限で各国の政治情勢を読み解いていく。世界的には、冷戦後の行き過ぎたグローバル化への反動として、ナショナリズム=自由を指向する勢力(トランプ・ジョンソン・ルペン・Afd・五つ星運動)が強くなってきている。ナショナリズム=平等を指向する勢力(サンダース・コービン・黄色いベスト運動)の存在感も無視できない。グローバル=平等指向のバイデン・メルケル、グローバル=自由指向のマクロン・ネオコンは、この流れにどう対処していくのか?2021/03/06




