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内容説明
歴史の流れを重視し、考古学や歴史学、日本語学や美術史学の最新の研究成果を取り入れて、古代史の理解に必要な重要事項を配置。新聞紙上をにぎわしたトピックをはじめ、いま歴史学界で話題になっている論争も積極的に取り上げて平易に解説する。庶民の日常生活のありさまから、租税・交通・役所・国号など制度史におよぶ問題群、地震と火山噴火の災害、国府・郡家などの官衙に対する発掘調査の成果までを盛り込んだ最新版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうすう
11
分かりやすいようで分かりにくいような。基礎知識を得るために読むような入門書としては難しい気もする。おそらくは大枠を話してから細部を詰めていくという記述を狙ったのだとは思うが時系列が微妙に前後していて逆に分かりにくく感じた。2023/09/03
Eri
3
今まで読んできた本の中にはかなり古い物もたくさんあり、知識をアップデートしたいと思って新版のこの本を手に取った。古代史の中でも押さえておきたいトピックが網羅されていて、他の本を読むときなどにも簡単な辞書としても使えそう。ただ、章のまとめ上必ずしも時系列になっていない部分もあり、多少内容が前後するところはあった。あと関係ないが印刷の匂いがとてもよくてクンクンしながら読んだ。2021/02/25
ゆの字
3
タイトルに偽りなし。古代史をおさらいしたい人にぴったりだと思う。逆に、まったく知識のない人が読むとつまらないかもしれない。新版というだけあって、高校で習ったきりの中年以上の人には、古代史についての古い知識のアップデートにも役立つはず。興味のある部分だけ読むのもあり。2021/02/08
フルボッコス代官
2
これは読みやすい。古代史、特に平安初期までの出来事がトピック式に解説されており、専門的な復習や初学または中級者にはぴったり。ホントに基礎知識を学ぶ本としてはすばらしい。2021/02/23
Go Extreme
2
安住社会の成立:縄文時代・食生活と定住・貯蔵の意義 弥生時代の首長・クニ 弥生時代の暮らし:水稲耕作・狩猟と漁労 北の続縄文文化と南の貝塚文化 前方後円墳のネットワーク 巨大古墳の時代 群集墳の盛行 ヤマト王権 継体・欽明朝と仏教伝来 推古女帝の誕生 大化の改新 律令制形成 都城成立 平城京の時代 長岡京と平安京 平安初期の王権 遣唐使の役割 奈良時代の天皇と貴族の争い 蝦夷と律令国家 摂関政治のはじまり 格と式による法的支配 平安時代の政務・地方支配 軍事制度の変質と武士の起こり 藤原氏の繁栄 2021/01/29