内容説明
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「ところでここに出てくるxって何のこと?」「なんで文字aが動くの?」「ルートの中にマイナスって一体どういうこと??」など、高校時代にいわゆる“できる子”たちが特に気にもしないようなところで立ち止まり、転び起きては徹底的に数学と向き合ってきた著者が、中高校のどこかの時点でやむをえず数学をあきらめ、大人になってから後悔の念をもち、学びなおせるものなら今からでも学びなおしたいと思っている読者に向けて、問題を一緒に解きながら、高校数学の全体像について語ります。今まで感じることのなかった数学の世界が見えてくるかもしれません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
27
《購入本》以前に読みかけたまま放置してしまっていた本書を何の気なしに読み始めた。はるか彼方に走り去っていった高校数学の残り香がほんのりと脳裏に立ち上ってきて、何やらとても懐かしい気持ちに包まれた。高校時代にあれほど苦手になってしまった数学が時間を経てみればこんなにも面白いものであったとは。特に指数、対数、微分、積分は当時は全く理解不能で、テスト対策の為にはただ丸暗記しかなかったのだけれど、本書を通じて改めて向かい合ってみると、何と魅力的なものであったのかすんなりと腑に落ちた。数学に再挑戦してみようか。2017/02/09
kojinose
2
中学まで得意だった数学が、高校では全く得意でなくなってしまった自分にとって、そうなった理由がわかった気がした。まさに「わからなさがわかった」。本書では数学のものがたりを通して、その数学的な考え方を学べた。本書では高校数学のすべてを網羅しているわけではないので、それらの範囲については他の本で学ぶ必要があるが、その場合でも本書で教えてもらったことは十分使えると感じた。2013/11/19
オランジーナ@
1
ある程度数学がわかってる人向けかな。入門書ではない。2016/05/04
TakaUP48
1
タイトルと最初の書き出しを読んで、買ってみたが果たしてとことん考える?本だったのか?少々物足りなさを感じた。エピローグの所で、「数学がわからない」と同時に「言葉(国語)がわからない」生徒がいるとの指摘があり、まさにその通り!と強い共感を感じました。「言葉が通じず、学習意欲のない」高校生が大量に発生している現状は、これからの日本を考えると大きな課題だと思いました。2013/12/21