内容説明
大好評『歴史の見方がわかる世界史入門』の続編です。前作では「歴史の見方」を習得しながら、ヨーロッパの近現代史を辿り、複雑な世界史をスッキリと本質的に読み解きました。今作ではそれ以前の古代・中世はどのような秩序のもとに成り立っていたのかに迫ります。とくに「宗教」の見方を押さえることで、各地域の「世界観」をもとに政治や経済をしっかり理解することができます。いまひとつ具体的に想像しづらい古代・中世の歴史ですが、臨場感あふれる解説で歴史の瞬間を垣間見ながら楽しめる世界史入門書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kakoboo
19
世界史の古代・中世の成立について要点をまとめて説明しています。所謂「神は死んだ」の近現代に比べて、世の中の成立について書かれている分、基礎をしっかりさせる点で読み応えはありますが、宗教、政治、時代や地域ごとの特徴を知る上では良い本だと思います。著者の福村氏はまだ32歳というのに非常に明快で素晴らしい本を書きますね。これからの作品にも期待していきたいです。2015/09/29
ノリピー大尉
4
経済は農業の発展から始まる。農業が発展する→余剰生産物の貯蔵/交換が行われる→農業以外に従事する人が誕生する→交換は一定の場所で実施されるため居住が集中し都市になる。 歴史に登場する最初の「商業民族」はアラム人、フェニキア人 歴史に登場する最初の「帝国」はアッシリア 多神教は、「●●の神」のように神の役割/能力は分担されているが、一神教は神がすべてを担うので絶対的であると信じられる。だから一神教の神は圧倒的に恐れられている。 一神教には神の声を聞くことができる「預言者」が登場する。 2023/10/27
tamagotree
3
やはり、非常に面白い。宗教というか人類って興味深いというか。このシリーズはこの本で完結するんだろうけど、最後の『終わりに』みたいな文章は、作者が熱く語ってて、楽しかった。ある意味、パンセ読みたくなった。そして、Amazonに見に行ったら、エセーも読みたくなった。一生終わらない。(図)2018/12/19
Mishina Takayuki
2
読了。古代史と中世史でいわゆる神の時代について述べられている。前作はいきなり「神は死んだ」と始まったのに対してインパクトは薄い気がする。細かいエピソードもあって面白い。2017/07/09
kumoi
1
日本人は宗教を胡散臭いものとみなす傾向にある。ヒンドゥー教のカースト制度やイスラム教の六信五行などに何の意味があるのかを理解するのは難しい。私も例外ではないが、ひとつ言えることがあるとするならば、教徒にとって宗教は自らの生きる意味と固く結びついているということである。日本人になぜ家の中は土足厳禁なのかと問うても、その方が気持ちいいからとしか答えられないだろう。宗教は聖なるものの存在を前提としてるから受け入れられないと言う人もいるが、聖なるものをほんものと言い換えれば、自分ごととして考えられるはずだ。2021/09/05




