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内容説明
【ふくれたほくろの正体はがんだった。妻は僕に料理を猛特訓しはじめた。】
【120万PV】【23の鬼レシピ掲載!】
大反響の朝日新聞デジタル連載を、大幅改稿して新規原稿を加え、待望の書籍化!
33万人が感動した、笑って泣ける家族の実話。
【大切な人と読んでください。】
50代夫婦。子どものいない二人暮らし。
妻ががんになったら、家事も料理もできない夫(僕)はどう生きればよいのか?
食べることが生きることなら、「生きる力」――それが妻からの最後の贈り物だった。
「塩をひとつまみは指3本! 指2本は『ひとふり』や!」
がんが発覚し、鬼コーチ(=妻)の料理特訓がはじまった。
「セカンドオピニオン」「治験」「哲学外来」「在宅緩和ケア」。
――初めてだらけのがんとのたたかいで、料理の時間はふたりにとっての最後のオアシスとなった。
デザイン/須田杏菜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
56
日本全国を頻繁に転勤を繰り返した子どものいないご夫婦。山陰や能登、四国と、夫と共に2〜4年の仮住まいでしたが、どの地に行っても、その地の美味しい物、美しい物、人々と仲良くなる奥様。ミツルさんにとっては最高の妻だったでしょう。仕事では落ち込むこともあったでしょうが、ごうかいに「何かやらかしたんかい」と言ってのける妻。いいなぁ。それだけに遺されると知って苦しかったでしょう。胸が詰まりすぎて何度も中断しながら読みました。「日々を大事にとかより、肌触りのよい下着を買ったり、かわいいものを揃えたい」の言葉に共感。2021/05/13
花ママ
49
図書館の新刊コーナーより。 表紙の絵はコミカルなのに、タイトルは〈僕のコーチはがんの妻〉思わず手に取りました。末期ガンとわかった奥さんが残された日々の中で、家事も料理もできない夫に料理の特訓をする。食べることが生きることであれば、料理は生きる力。お互いをわかりあって信頼しあってるご夫婦の愛情が、ガンというハードな闘病生活を支え、料理を作り食べるのを楽しむことが、奥さんの命を支えていたんだと思う。巻末には奥さん直伝のレピシ集の中から、選りすぐりの23品の料理のレピシが写真と共に掲載されていた。2021/02/14
たまきら
45
奥様の気配が残るカラー写真を見ながら、家事能力ゼロの人が奥様に鍛えられてここまでできるようになったんだなあ…とホロリ。がんになっても夫や周囲のことを思いやれる奥様にも脱帽です。自分だったらこんな風にできないと思うもの…。メラノーマは怖いと聞いていたけれど、こんなに早いなんて…。余命宣告を受けたときのお二人の気持ちを思うととても辛かったです。新しいレシピ、増えてるといいなあ。2023/10/12
kawa
34
夫に調理や家事を鬼コ-チ、そして逝ってしまった彼女、切なくてつらい。でも…暖かくて、妻として実に「いい仕事」をしていった。調理の真似事を面白く感ずるこの頃、こちらは図書館本だが、いざと言う時の杖として入手、本棚の奥に隠しておきたい一冊だ。もっとも私が先の確率が高いかもなのだが…。2021/03/13
kanki
28
NF。亡き妻からのユーモアと厳しい生活指導。死別後の日々を、自炊し、丁寧に生きていく2023/06/09
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