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内容説明
Z世代を理解するキーワードは「チル(まったり)&ミー(自己承認欲求、発信欲求)」――Z世代は「ゆとり世代」と何が違うのか? 世代人口が少ないにもかかわらず、なぜ発信力・拡散力が巨大なのか? なぜコロナ禍でも予想外に消費金額が大きく、人材として「ダイヤモンドの卵」と呼ばれるのか? Z世代=「スマホ第一世代」を若者研究の第一人者が徹底分析。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
96
Z世代が10歳から25歳で日本の人口の約15%を占める1886万人とすれば、うちの子らはどちらも属している。当たり前のようにスマホを持ち、you tubeやSNSをやり、LINEニュースは見るがTVニュースは見ない生活は、親世代からは別世界の住人のよう。数多くの調査からトレンドを導き出しているが、インスタグラム・ストーリーとインスタグラムとTikTokが増加傾向と言われてもピンと来ない。ただコロナ禍により最も収入が減った被害者世代となり、安定志向になるも、政治への意識は高まらないと言うのはわかる気がする。2021/10/27
海月
65
若者の考え方は分かったが同じことの繰り返し。大切なことだから2回言うみたいな作品でした。でもそのおかげで頭に叩き込まれたのも事実。 Z世代とゆとり世代の説明もわかりやすくて良かった☆自分たちの頃もそうだったが世代が違うと考え方も扱い方も違うんだろう。それなりに学べたことは事実。2023/09/16
こも 旧柏バカ一代
54
身近にこの年代の人がいないせいで、全くの未知の領域のゼット世代。そんな彼等のニーズの根本は一体なんだろうか?それを若者研究で有名な著者さんが読み解いてる本。この年代で特徴的なのはマッタリする事が好き。自己肯定感が強く。発信してイイねを貰いたい承認欲求も強い。女子はインスタを好み、美しいモノを撮って上げる事に終始している。でも、最近のコロナのせいで出歩くことが出来なくなってるので、遠出は避けて近場で見栄えの良いものを探し、それを撮影してSNSに上げてイイねを貰えるのが嬉しいらしい。何かより左脳的になってね?2022/06/03
よっち
38
概ね1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれたZ世代。世代人口が少ないにもかかわらず、なぜ発信力・拡散力があるのか。若者消費を研究する著者が分析した一冊。「スマホ第一世代」でほぼ全てのSNSで利用率が中高年に比べて高く、マスマーケティングよりもデジタルマーケティングでターゲットになりやすいという特徴があり、まったりを意識して自己承認欲求、発信欲求がある。老人世代の次を意識し広告やメディアのあり方もシフトが始まる中で、世代間の感性のギャップも大きそうですが、実際のところはどうなんでしょうね…。2021/01/08
レモン
31
2019年〜2020年前半頃に流行っていたものがもう古い。そうか、もう5年前なのか。100日後に死ぬワニ懐かしい。若者の自己承認欲求と発信欲求はいつの時代でも他の世代より強いと思うが、誰でも手軽に発信できるようになったことでプチ万能感を持ちやすくなっているのだろうか。色々と傾向や考え方は違えど、若者らしさは変わらないと感じる。世代で一括りにされるカテゴライズは好きではないが、言い切りではなく傾向がある程度で捉えるとなかなか興味深い。同調志向なるほど。2024/05/02