幻冬舎新書<br> 自分の頭で考える日本の論点

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幻冬舎新書
自分の頭で考える日本の論点

  • 著者名:出口治明【著】
  • 価格 ¥1,149(本体¥1,045)
  • 幻冬舎(2020/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344986053

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内容説明

玉石混淆の情報があふれ、専門家の間でも意見が分かれる問題ばかりの現代社会。
これらを自分で判断し、悔いのない選択ができるようになるには、どうしたらいいのか。
ベンチャー企業の創業者であり大学学長、そして無類の読書家である著者が、
私たちが直面する重要な22の論点を解説しながら、
自分はどう判断するかの思考プロセスを開陳。
先の見えない時代を生きるのに役立つ知識が身につき、
本物の思考力も鍛えられる、一石二鳥の書。

議論百出の22論点。あなたはどう考えますか。
◇日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
◇新型コロナ禍でグローバリズムは衰退するのか
◇日本人は働き方を変えるべきか
◇気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
◇憲法9条は改正すべきか
◇安楽死を認めるべきか
◇日本社会のLGBTQへの対応は十分か
◇ネット言論は規制すべきか
◇少子化は問題か
◇日本は移民・難民をもっと受けれるべきか
◇日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
◇人間の仕事はAIに奪われるのか
◇生活保護とベーシックインカム、貧困対策はどちらがいいのか
◇がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか
◇経済成長は必要なのか
◇自由貿易はよくないのか
◇投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
◇日本の大学教育は世界で通用しないのか
◇公的年金保険は破綻するのか
◇財政赤字は解消すべきか
◇民主主義は優れた制度か
◇海外留学はしたほうがいいのか

付録・自分の頭で考えるための10のヒント

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

119
憲法9条、経済成長、民主主義、気候変動、安楽死など、政治・経済・社会に関わる22の論点に対し、「基礎知識」で事実関係を整理し、「自分の頭で考える」で著者の思考プロセスを開示するという構成。自ら「常識懐疑論者であり、かつ保守主義者」と語る出口さんの論考は極めて健全かつ正統的で、そのプロセス・結論ともに高い納得感がある(唯一、中国に対して、少し楽観的すぎる気もするが…)。また、随所に著者の人間的な温かさが溢れ、改めて、この「知の巨人」の人格的な素晴らしさに尊敬の念を深くした。とても勉強になる、いい本だと思う。2021/05/09

ひこうき雲

114
今までの出口氏の著書のまとめのような1冊。あくまでも氏の意見であり、自分の頭で考えることができる人は100%鵜呑みにはしないだろう。そのなかで、へーとなったこと2つ。「日本は出生数が86万4000人と少ないにも関わらず、人工妊娠中絶が16万件もあり、出生数の20%を占めている。この中絶問題を解決することで、人口を増加させることが可能」「スペインのイザベル1世とフェルナンド2世がユダヤ人を追放した。スペインはそれまで富を独占していたのに、ユダヤ人を追放してから一気に衰えた」2021/04/16

きみたけ

110
著者はライフネット生命の創業者出口治明氏。2018年に幻冬舎で開催した「出口塾・自分の頭で考える日本の論点」という連載講座での講義をもとに加筆した本。先日読んだ「人生を面白くする本物の教養」から先生の考えを詳しく学ぼうと手に取りました。「経済成長は必要か」「民主主義は優れた制度か」「安楽死を認めるべきか」など、私たちが直面する重要な論点を紹介しながら思考プロセスを解説。付録として、自分の頭で考えるための10のヒントがあり、今後の人生に役立ちそうです。2021/09/26

そら

73
久しぶりに自国の問題点について考える機会となった。2020年発売なのでやや古いこととなるが、22の論点はどれも興味深い内容でした。少子化や安楽死、年金問題は常に気になっていたことで、政府の財政問題については漠然としていたことがハッキリと認知できた。エピソードではなく、エビデンス(数字)・ファクト(事実)・ロジック(論理、理屈)の三要素で考える。タテ(歴史軸)ヨコ(世界軸)で考える。正解の有無、人格と意見は分けて考えるなど、思考力がまとめやすくなるヒントがもらえ、有意義な読書時間となった。2023/04/14

inami

72
◉読書 ★4 TVによく登場するお笑い系コメンテーターのコメントを鵜呑みにしたり、ググった結果が真実だと思い込んだり・・とならないよう日頃気をつけているのだが(笑)。本書は、いまの日本や世界が直面している問題について、基礎知識の解説を含め出口さんのジャッジ(考え)が述べられている。付録に10のヒント(アドバイス)が載っていて、とても参考になる。答えのない問題が多い世の中(社会)、本書で取り上げているような問題について真剣に考えてみるのは、ホモ・サピエンスとしての義務ですね(笑)2021/01/04

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