内容説明
人は何歳まで元気に生きられる?
第一級のエイジング研究者16人が明かす、100年ライフを健やかに生きるファクトブック。
人は何歳まで生きることが可能で、健康寿命はどこまで延ばすことができるのでしょう?そして、老化とはいったい何で、どうすれば制御できるのでしょう?
ライフサイエンス研究の進展により、これまで分からなかった老化の仕組みが次々と明らかになり、社会実装も進みつつあります。
本書は、今誰もが知っておきたいエイジング最前線と、科学的アプローチによる健康寿命延伸のメソッドを紹介します。
目次
第1章 100年ライフを生きるキソ
100年ライフ時代の可能性と元気で幸せに生きる戦略を考えます。
第2章 老化研究最前線 老化制御はどこまで可能か?
注目のエイジング研究を深堀り。若さを司るサーチュイン遺伝子、抗老化物質として注目度の高いNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)などの実力に迫ります。食事や運動による老化制御についても解説します。
第3章 賢人に聞く 健康寿命延伸のサイエンス
老化研究において日本を代表する医師・研究者10名による健康寿命延伸の講義録です。
第4章 スペシャルトーク もっと先に進むために必要なこと――100年ライフの未来予想図
次世代のエイジングでの活躍が期待される精鋭が「2050年の未来予想図」を語ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
88
せっかくこの世に生まれたのだから、楽しく長生きしたいもの。老化を自ら制御する、そんな時代になりつつある。老化とは、酸化ストレスによるDNAの損傷でその働きが変化することで、生理機能の低下を来たすこと。見た目と老化は関係あり。最も実証研究が進んでいるのは、カロリー制限。NADを増加しサーチュイン遺伝子の活性化を来たす。それと断食。プチ断食でもいいらしい。あとはやっぱり運動です。有酸素運動でも筋トレでもいずれも可。NMNのサプリは要らないな。「養生訓」通り腹八分目で毎日走ることですね。さあ今日もジムで走ろう。2021/06/03
hippos
9
いよいよ自分も老後のことを考え始めなければいけない年齢になった。自分自身のことももちろんだけどむしろ子供に負担をかけるような終わり方はしたくないから今から節制しようと改めて思う。2021/03/28
向山 彰彦
4
そこここで効く内容の集まりではあるが、淡々と複数人で別々に書かれているのでわりと信用できそう。 最近流行の抗老化サプリMNMは異常に高いが、安いナイアシンでも同様の効果ありそうなのでナイアシン摂ってみる。 そのほか運動、断食、びビタミンDが、老化にもボケ防止にもウィルス対策にも、何にでも効く感じなので、すでにやっているがこれからもやっていく自信になった。 2020/11/30
向日葵
1
気になった個所をピックアップ。 <妊婦> ・飽食の時代に低体重児が減らない問題 ・日本人の平均身長が低下 ・小さく産んで大きく育てるは誤り ・10人に1人が低体重児。統合失調症発症率2倍。 ・妊活中と妊娠中のカロリー制限は次世代に悪影響 <呼吸> 外から取り込む物質の8割は空気 大気汚染が原因で年間880万人が死んでいる 年齢以上に見た目が老けていたら空気環境をチェック 建物の機密性向上がシックハウス症候群を引き起こす 抗酸化物質、ビタミン。 Cやビタミンeを積極的に取ろう。 DHAやEPAも有効。
Usako
1
老化研究について調べていたが、Lifespanほどの読み応えはなかった。2021/01/06