内容説明
子どもにとって生活は遊びそのもの。遊びは子どもの心とからだを丸ごと育てる。絵本、紙芝居、人形劇、お絵かき、ごっこ遊び、感触遊び、料理、かたづけ、栽培…。たくさんの遊びをとおして、子どもの育ちを見つめる。保育の入門書としても最適。シンガーソングライター・絵本作家の中川ひろたかさん、こどもの本屋「こどもの広場」店主の横山眞佐子さん推薦! 「子どもが世界にふれ、世界とつながって生きていく活動そのものが遊びだと思うのです。子どもの生は、遊びから始まります。遊びは子どもの心を育て、からだを育て、その人をつくっていく始まりなのです。」(「はじめに」より)
目次
はじめに
I 大人がつくる遊び
第1章 絵本――他者の世界観を取りこむ
第2章 紙芝居――現代の大衆芸能
第3章 人形劇――モノに命が宿る
第4章 影絵――具体と抽象の間で
第5章 お話――言葉から世界を想像する力
Ⅱ 子どもがつくる遊び
第6章 お絵かき・工作――発達にあわせたモノづくり
第7章 ごっこ遊び――うそっこの世界に行って帰って
第8章 感触遊び――からだでモノをとらえる
第9章 運動遊び――自分のからだをコントロールする
第10章 ゲーム――ルールを理解する
III 暮らしと遊び
第11章 料理――食を営む力
第12章 食事――共に食べる喜び
第13章 かたづけ――秩序を身につける
第14章 買い物――社会の仕組みにふれる
第15章 栽培――自然を観察し、命を感じる
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりたまご
9
『本を見ながら工作を教えたり、映画やテレビを見せるだけで「子どもと遊べない大人」が増えている一方、そもそも大人が思う「遊び」と子どもが実際に楽しいと考える「遊び」には相違がある』という〈はじめに〉を読んで、親としては思い当たるフシがあってシュンとします。著者が挙げる「発達に必要な遊び」は、絵本やごっこ遊び、外遊び、トランプやボードゲーム等のゲーム類、料理に片付け、お買い物など、取り立てて目新しいものはなく、日常生活の延長や自然の中に「遊び」がある。五感を働かせて一緒に楽しめるようになりたい。2020/12/02
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